1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/11/04(水) 19:23:47.71 ID:???*.net

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 今シーズンのブンデスリーガ11試合終了時点で8勝2分1敗の勝ち点26と、バイエルンに次ぐ2位の座を
キープしているドルトムント。ヨーロッパリーグ(EL)の方でもC組トップを独走中で、ドルトムントの地方紙
『Medienhaus Lensing』で5年間、番記者をしているユルゲン・コーエルス氏も「今シーズンはELとカップ戦で
2冠は取れる」と太鼓判を押すほどだ。

 昨シーズンの前半戦をリーグ最下位で折り返したチームとは思えないほどの急浮上を演出しているのが、
トーマス・トゥヘル新監督。トゥヘル監督はマインツ時代から対戦相手やチーム状態に応じて猫の目のように
戦術やフォーメーションを変える指揮官として知られたが、今シーズンも選手の配置や構成を事細かく変化させている。

 9~10月の数試合の戦いぶりを見ても、その緻密さが伺える。まず9月27日のダルムシュタット戦では、
MFユリアン・ヴァイグルをアンカーに入れ、MF香川真司を右、MFイルカイ・ギュンドアンを左のインサイドハーフに
配置する「4-3-3」で戦った。だが、翌節の10月4日に行われたバイエルン戦ではダイヤモンド型の中盤の
「4-4-2」へと変更。アンカーにヴァイグル、右にギュンドアン、左にMFゴンサロ・カストロ、トップ下に香川という
並びにして、ボール支配時間を可能な限り増やそうと試みた模様だ。

 インターナショナルブレイク明けの10月16日に行われたマインツ戦は再び「4-3-3」に戻したが、
香川とギュンドアンの位置を入れ替えて香川を左に。相手の右ボランチを務めた
MFユリアン・バウムガルトリンガー、右サイドバックのDFダニエル・ブロジンスキが上がり目の
位置を取ることが多いのを想定し、香川がより背後に飛び出せるように配慮したのだろう。
さらに同月22日のEL・ガバラ戦では、ギュンドアンとヴァイグルをダブルボランチ気味に配置。
香川を完全なトップ下に据え、右のMFヨナス・ホフマン、左のFWマルコ・ロイス、1トップの
FWピエール・エメリク・オーバメヤンとともによりゴール前へ行けるようにした。香川自身の得点はなかったものの、
相手との力関係もあって前線4枚の破壊力は一段と光っていた。

「トゥへル監督は戦術に関してすごく分かりやすく伝えてくれる。うまくいかない時のボールの回し方、
動き方なんかは映像を使いながら『もっとこうやったらうまく回る』と具体的に説明してくれる。
相手のウィークポイント、ストロングポイントも的確に伝えてくれるんで、いいイメージを持って
試合に臨めていますし、選手としてはすごくやりやすいです。やってるサッカーもすごく魅力的で充実している。
練習からすごくいい形で入れていますし、ホントにもっと向上していきたいと思っています」と香川も
新指揮官のアプローチのうまさを認めている。

 Uー23の方でプレーしているMF丸岡満も「クロップ(ユルゲン=現リヴァプール)さんとトゥヘルさんは
ゲーゲンプレスは全く一緒で、どちらも切り替えの速いサッカーを重視してますけど、トゥヘルさんの方が
より戦術を重視します。ポジションごとに役割がハッキリしていて『こういう時はこう動け』とかなり指示してくる」
と今シーズンは戦術色が非常に強くなったことを明かしていた。

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