1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/11/02(月) 22:57:25.47 ID:???*.net
 J1とJ2の参加資格を定めたクラブライセンス制度が2012年に導入されてから4年目を迎えた。
制度導入前の11年度に11あった債務超過クラブは14年度にはゼロになり、各地のスタジアムで観客席の改修が進むなど、効果がはっきり表れてきている。リーグやクラブ関係者の声を通じて、導入後の現状を検証し、今後の展望や課題を探った。【坂本太郎】

 ライセンスの規則は、競技▽施設▽人事体制・組織運営▽法務▽財務??の5分野59項目にわたり達成すべき項目が定められている。達成できなければ翌シーズンの出場資格を失うA等級、戒告などの制裁が科される可能性があるB等級、達成が推奨されるC等級に分かれている。
毎年6月に申請を締め切り、外部有識者や公認会計士、弁護士らで構成する第三者機関の審査を経て9月末までに判定結果が公表される。今季は申請のあった全44クラブに交付され、37クラブがJ1、7クラブがJ2ライセンスを取得した。昨季は、J2北九州がJ1昇格プレーオフ出場圏内の5位に入りながらホームスタジアムの収容人数がJ1ライセンスの基準を満たさず、プレーオフに出場できなかった。
成績だけでなく、運営の基盤が問われることになった。

 規則の柱となっているのが財務基準と施設基準だ。財務では審査を行う前年度の決算が3期連続の赤字または債務超過で、ライセンスを不交付にすることを規定。かつてスポンサー撤退により横浜マと合併することになった横浜フリューゲルスや、経営危機のためリーグから多額の融資を受けた大分、東京ヴなどのケースもあり、経営安定化が大きな課題となったことも背景にある。

 ◇3期連続赤字ゼロ

 財務審査について、Jリーグの青影宜典(よしのり)クラブライセンスマネジャーは「厳しすぎず緩すぎず、クラブの危ういシグナルを感知して、事前に処方箋を検討できる」と説明。今年度は3億円前後の赤字が続く鳥栖に是正通達し、来年度の予算編成の事前説明などを求めている。今年の審査は債務超過と赤字に関する猶予期間が明け、債務超過と3期連続赤字のクラブはゼロに。単年度赤字も導入前の11年度の18クラブから昨年度は8クラブに減少した。さらに、J1とJ2クラブを合計した営業収益・費用は11年度には約730億円だったが、14年度は840億円に。Jリーグは制度導入後、収支が拡大均衡状態にあると評価している。

 収入などが横ばい、微減のクラブもあるが青影マネジャーは「市場全体の傾向で見ると一時的なものではないか。
長いスパンですべてのクラブが成長できるようにクラブと向き合いたい」と強調する。
これに対し、広島経済大の永田靖教授(スポーツファイナンス)は「駆け込みで数字上、何とかうまくやっているに過ぎない面も。来年のフタを開けてみないと分からない」と今後の推移に注目すべきだと指摘する。

http://mainichi.jp/graph/2015/10/27/20151027ddm035050090000c/001.html

 ◇よりよい環境目指し

 施設面では、過去4年間で10クラブのホームで観客席の大規模改修が行われ、11クラブでクラブハウスが新しくなった。トイレの洋式化は19クラブで行われ、洋式率は12年の48・7%から59・9%に上昇。
クラブライセンス事務局で施設整備を担当する佐藤仁司氏が「ライセンスをよりよい環境作りの一つの
きっかけにしてほしかった」と話す通り、目に見える変化が表れている。

http://mainichi.jp/graph/2015/10/27/20151027ddm035050090000c/002.html

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