1: 2016/11/04(金) 10:11:34.38 ID:CAP_USER9
 名古屋の降格理由は、ガバナンス(組織統治力)の欠如に尽きる。

昨年4月、トヨタ自動車の豊田章男社長がクラブ会長に就任。同社は今年4月にはクラブを子会社化した。狙いの一つに、資金力を増強し将来的に年間予算500億円規模の「メガクラブ」へ発展させるシナリオがあった。

だが金よりもまずは組織として規律を整えることを豊田会長は求めていたはずだ。

 皮肉にも現実は真逆に進んだ。柏や清水でも強化責任者を務め、J屈指の敏腕を誇った当時の久米GMが昨年4月、トヨタ出身者以外では初の社長に昇進した。

社長になった久米氏だがチーム編成の権限を失い、決済の判子を押すことしかできなくなっていた。

また、同時期に小倉隆史氏がGM補佐に就任。クラブのレジェンドとはいえ、経験に乏しい元解説者を抜てきした人事には無理があった。

「小倉にやれるわけがない」と“自滅”を半ば期待し、再び編成権を得られると勘違いした久米社長の見通しも甘かった。

 小倉氏は監督経験のないまま、今季はGM兼任監督となった。その実態は、ベンゲル元監督の下で一時代を築いた元マネジャーが、名選手の小倉氏を神輿(みこし)にのせてトヨタ出身の役員に近づき、思うようにクラブを操ろうとしたものだった。

それに久米社長が加入させたFW永井、川又、MF田口ら主力が反発してチームは空中分解したのは当然の流れ。

内部抗争という“ベンゲルの亡霊”にのみ込まれる形でクラブは失墜した。(元名古屋担当・網野 大一郎)

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スポーツ報知 11/4(金) 10:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161103-00000233-sph-socc
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