◆リーガ◆クリロナついに認める「世界最高の選手はメッシ」

■ 長年に渡り、世界最高の座を争ってきた両者
　レアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドが、長年に渡ってライバル関係にあるバルセロナのFWリオネル・メッシが世界最高の選手であることを認めたと、スペイン紙「アス」が報じている。

　ロナウドはこれまで3度、年間最優秀選手に贈られるFIFAバロンドールを受賞している。今年1月に発表された2014年度のバロンドールも2年連続で受賞しており、現段階では「世界最高」の称号を手にしている選手だ。対するメッシは2009年から2012年まで、バロンドールを4年連続で受賞。長い歴史の中で同賞を4度獲得しているのはメッシのみであり、ロナウドを含めた数多くのスーパースターの頂点に立つ存在と言っていい。

　来年1月に発表される「FIFAバロンドール2015」の23人の候補者にも2人は名を連ねており、2008年にロナウドが初受賞してから現在に至るまでの実に8年もの間、世界最高の座を争い続けている。

　凄まじい得点力、華麗なテクニック、ピッチ上での圧倒的な存在感、そしてレアルとバルセロナという宿敵のエース同士という立場から、両者はこれまで幾度となく「どちらが世界最高か？」と比較をされてきた。

■ロナウドのメッシに対する意外な発言
　こうした議論に対し、ロナウドは同紙のインタビューで「おそらくメッシが世界最高の選手だ」と、最大のライバルが自らよりも上の存在であることを認める、意外な一面を見せた。その一方で、自身の哲学を貫き通すコメントも残している。

「それでも僕の頭の中では、常に自分が最高の選手だと言い聞かせている。本来、全選手がそうあるべきだと思うんだ。僕は、そうやって多くのことを成し遂げてきた」

　ロナウドは昨季リーグ得点王に輝くも、メッシ率いるバルサに3冠を許した。この2人の世界最高のライバル関係は、今後もしばらく続くことになりそうだ。

⇒天下のC・ロナウドが見せた意外な一面「世界最高の選手はメッシ」（サカマガ）