1: 2016/10/15(土) 11:12:36.09 ID:CAP_USER9
W杯最終予選のオーストラリア戦(11日)でFW本田圭佑が、先発としては12年10月のブラジル戦以来となる1トップに起用された。

 ハリルホジッチ監督は「サプライズ」と話していたが、10年南アW杯で岡田武史監督が本田を1トップに置いて16強に進出したし、ボクも「スピードと突破力のない本田を使うのなら、1トップで先発させてフィジカルの強さを生かすべき」とゲンダイ紙上で何度も指摘してきた。

 なのにサプライズとコメントするハリルホジッチ監督。「芸がないなぁ……」とつぶやいてしまった。結局、本田は後半になって疲労がたまったのか、完全に精彩を欠いて同39分にFW浅野拓磨と交代したが、ハリルホジッチ監督には「タイミングが遅い」と声を大にして言いたい。

 そもそもハリルホジッチ監督は、代わり映えしない選手を招集し、いつも通りの選手を起用する傾向が強い。すべて「無難なやり方」しかできないタイプに思える。予選4試合を消化してB組3位の日本が、これから順位を上げていくのにプラス材料はあるのか、不安になってしまう。

 W杯予選で3試合連続ゴールのFW原口元気は「伸びしろ」を感じさせる。アドバイスさせていただくとしたら、DFとの駆け引きを覚えて欲しい。

 スピードもあるし、突破力もある。6日のイラク戦のように右足ヒールでのシュートは点取り屋らしいアイデアが詰まっていたし、オーストラリア戦のシュートはストライカーならではの冷静さが伝わってきた。あとはDFの予測を裏切るような動きとか、死角に入ってからの飛び出しといった「抜け目のない」プレーを身に付けて欲しい。

 大いに気になる点がある。終盤になるとハリルホジッチ監督は、上背のある選手を相手ゴール前に配して、ロングボールを放り込む「パワープレー」を仕掛けてくる。

 しかし、代表メンバーにオランダで結果を残している身長193センチFWハーフナー、G大阪の192センチFW長沢駿、鳥栖の185センチFW豊田陽平といった空中戦に強いJリーガーを呼ばず、DFの吉田麻也や丸山祐市をパワープレー要員にしている。

 パワープレーに適したFWを呼び、短期間で代表チームに馴染ませ、勇気を持って試合で使って結果を残す――。これが代表監督の仕事である。

 もしかしてハリルホジッチ監督には、無理な注文なのだろうか?

(日本サッカー協会顧問)

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日刊ゲンダイDIGITAL 10月15日 9時26分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161015-00000014-nkgendai-socc
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