1: 砂漠のマスカレード ★ 2016/10/07(金) 22:20:11.24 ID:CAP_USER9

CuFdMPgUMAEsPt0


 
W杯アジア最終予選3試合目となったホームでのイラク戦。日本の決勝ゴールが決まったのは、
後半のアディショナルタイム5分。多くの人がドローを覚悟したその時、残り時間あと1分のところで山口蛍が弾丸シュートを突き刺した。

劇的なゴールに選手は歓喜し、スタジアムは興奮のるつぼと化した。ハリルホジッチ監督も人目をはばかることなく渾身のガッツポーズを見せながら歓喜した。

終わってみればハッピーエンド。苦しみ抜いて手にした価値ある勝ち点3。土壇場の劇的勝利に、世の中が祝福ムードに包まれるのも当然である。

しかし、本当にこの勝利にもろ手を挙げて喜んでいていいのだろうか。

冷静に考えれば、日本が対戦したイラクはアジア最終予選グループBの6チームの中で、戦前からタイとともに5位、6位を争うと予想されていた格下のチーム。
最新のFIFAランキングでも128位と、56位の日本よりもランクは数段下。
しかも、政情不安定が続きホームゲームを自国で開催できないというハンディを背負ったチームである。

そんなイラクに対し、残念ながらグループ首位を争うはずの日本はホームで「互角の戦い」を演じてしまったのだ。
引いた相手に対して一方的に攻め立て、それでもなかなかゴールが割れないという典型的な格下相手の展開にもならなかった。
むしろアディショナルタイムの決勝ゴールが決まるまでは、あわやイラクに逆転負けを喫してしまうかと思わせるシーンを何度か作られてもいた。

ついでに言えば、前半26分に原口元気が決めた先制ゴールは、アシストした清武弘嗣が明らかなオフサイド。
イラクの監督が試合後に嘆いたように、主審に導かれた勝利とも言えた。UAE戦は主審の判定に泣いたが、今回の日本は判定に救われたというわけだ。

いずれにしても、本来なら余力を持って勝たなければいけなかった相手に対して、
冷や冷やものの勝利を手にしたという事実を直視すれば、とても素直に喜べる勝利とは言えないのではないだろうか。

そもそも現在の日本代表は、1勝もできなかった2014年W杯の反省を踏まえ、2018年大会で「グループリーグ突破を果たす」ことを目標にリスタートしたはず。
それが、知らず知らずのうちに目標が下方修正され、今では予選突破だけが最大のノルマのような空気が蔓延している。
実際ここまでの戦いぶりも、予選突破は当落線上ともいえる乏しい内容が続いており、不安はますます募る一方である。

しかも、その不振に拍車をかけているのが指揮官のベンチワークだ。それはイラク戦の采配で改めて証明された。


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161007-00073279-playboyz-socc
週プレNEWS 10月7日(金)21時0分配信

続きを読む