1: Egg ★@ 2016/09/19(月) 22:02:12.47 ID:CAP_USER9

18年W杯ロシア大会アジア最終予選の9月シリーズは、審判問題で揺れた。

初戦のUAE戦(1日、埼玉)でゴール判定を巡る誤審で、
日本はホームで勝ち点を落とした。

続くタイ戦(6日)前には「初戦のカタール人に続いて今度は主審がイラン人で、
また中東の笛だ。

あの主審は過去に日本に不利な笛を吹いた」といった声も一部で上がり、神経をとがらせた。

ある日本サッカー協会幹部は言う。「今はアジア全体のレベルが上がっている。
簡単にW杯にいけると思ったら、足をすくわれる」。

私はその意見にうなずきながらも、警戒の意味を込めて言ったものと認識している。
協会幹部だけでなく、サッカーにかかわる人たちも、同じ意見を言う人は多い。

4年前も8年前もW杯予選が始まると、同じことを言い出す人が必ずいたが、
日本は早々と勝ち進み、タイミング的には世界最速でW杯出場を決めている。

しかしW杯本大会になれば、アジア勢は世界の壁にことごとく跳ね返されている。
とてもアジアのレベルが上がったとは思えない。

W杯本大会の組み合わせ抽選の段階で、アジア勢が入った組の他大陸の国は、ラッキーな気持ちになるだろう。
まず確実に1勝が計算できるからだ。しかしそう思っていても、その国の監督らは「アジアのレベルが上がったから簡単には勝てない」と口にする。

日本サッカー界は10年以上前から「脱アジア」を目標に、世界トップ10入りを目指した。
しかし世界との差は縮まらない。

逆に、他のアジア諸国に脅かされるのが現状だ。
協会幹部が言っていた「足をすくわれる」は現実のものになっているのかもしれない。

9月シリーズが終わり、ある先輩から電話をもらった。「あの判定はひどいね。得点になってたら、その勢いで日本が逆転できただろうな。
最低でも引き分けだね」。私はすかさず言い返した。

「仮にあれがゴールに認定されて、2-2になっていたら、日本はさらに失点して2-3で負けたでしょう。
2-1から明らかにUAEは攻撃を仕掛けなくなりましたからね。負けたことを審判のせいにしてちゃいけませんよ」。

世界には追いつけず、他のアジア諸国からは突き上げられるのが現状なら、サッカー協会の責任は重い。
「アジアのレベルが上がった」と、幹部が軽々しくコメントしてほしくない。アジアの他の国が迫ってくる時、日本は何をしていたの? 

バルサもレアルも格下相手に負けることはある。
今回の1敗は、それであってほしいし、もしそうでなければ、しかるべき人が重い責任を取るべきだろう。

2016年9月16日14時16分 日刊スポーツ【盧載鎭】
http://www.nikkansports.com/soccer/column/writers/news/1710771.html

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