1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/10/25(日) 23:29:11.59 ID:???*.net

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バイエルンが早くも独走体勢に入っている。第10節は4-0でケルンを下し、今季開幕以来10連勝。
ブンデスリーガの連勝記録を自ら更新した。また、この日の勝利はブンデスリーガで1000勝目、前人未到の数字となった。
チャンピオンズリーグ、アーセナル戦は0-2で敗れたものの、グループF首位をキープしたまま。
アーセナル戦はブンデス開幕前に行なわれたドイツスーパーカップでヴォルフスブルクにPK戦で敗れて
以来の黒星だった。この2つの敗戦は今季の流れにもバイエルン自体の勢いにも大きな影響を
与えるものではなく、要するに今季のバイエルンは勝たなければいけない試合は全てに勝利しているのだ。

そのアーセナル戦から中4日、そして3日後にはヴォルフスブルクと一発勝負のドイツ杯2回戦が控えていた。
連戦を考慮し、グアルディオラはシャビ・アロンソとマルティネスをベンチに置き、疲労からの回復を優先させた。
その一方で、負傷離脱していたロッベンを8月29日の第3節レバークーゼン戦以来となる先発で起用した。
先を見据えながら選手のトライも行ない、勝ちにいくことのできるのは層の厚さのなせる技だ。
しかも復帰したばかりのロッベンが先制点を挙げるという、筋書きがあるかのような試合展開に、
75000人の観衆で埋め尽くされたスタジアムは割れんばかりの歓声が響いた。

バイエルンの強さを相手の戦術が物語っていた。この日のケルンは5バック、中盤の4枚もかなり
引いた状態という超守備的布陣。前線に1トップのモデステだけが残ったが、彼には快足のラフィーニャが
張り付いており自由はきかなかった。ブンデスリーガというドイツ国内では最高峰のリーグで、
ここまで守備対策だけをした布陣はなかなかお目にかかることはない。

大迫勇也は、自嘲気味だった。
「最初から5バックで、4人ボランチ並べてって感じだったから、そのやり方でやるんだったら勝てはしないな
と思いました。(勝ち点1を狙う?)最初からそのつもりだったと思います。あれだけ引いて、やりたい放題されたら、
選手はストレスたまるなと思いましたけど……」

最近の4試合、連続して先発していた大迫勇也はこの日はベンチスタートだった。理由はこの5バック。
1週間かけてその準備を行なっていたため、自身が先発から外れることは週半ばからわかっていたと明かした。
途中出場は状況次第、とも告げられていた。
守りに守ったが、前半のうちに2失点。しかもバイエルンが75%近いボール支配率で主導権を握った。
9枚で守っていては効果的なカウンターなど生まれようもなく、アーセナルのように耐えながらチャンスを狙うことはできなかった。

大迫が入ったのは58分。すでに3-0になり、試合結果は見えていた。大迫は右MFで30分強プレーしたが、
ボールタッチはわずかに9回。何もできずに終わった。
「みんながみんな引いてるので、ただ後ろに人数がいるだけ、CBが多いだけ、みたいな感じだった。
CBがもうちょっと人をつかむ仕事をしないと、前の選手に負担がすごくかかるなと思いました……。
あと勇気を持ってもうちょっとボールポゼッションしないといけないなと思うし、CBがキーパーに下げて
長いボールを蹴って、というのしかなかったので、もっと勇気を持って、縦パスを入れたりして欲しかったですけどね」
 
守備一辺倒の状況を変えることもできない歯痒さばかりが募った。「チームとしてびびりすぎたのでは?」
とたずねてみると、同意しながらも、ケルンのやり方にも一理あったのだと説明した。
「見ててそう思いましたよね? もっと前から行っていいと思いますけど。割り切りすぎてるところはあるかな。
それが良い方向に出るときもあるからやるんだと思いますけど、今日は全く良いところがなかったと思います」
同じブンデスリーガで戦うバイエルン相手になぜこんなにも腰が引けてしまうのか。
大迫が最後に付け加えた言葉には大きなヒントが隠れていた。

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