1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/08/08(月) 18:32:16.31 ID:CAP_USER9
南野と大島が入って攻撃は活性化された。

 勝つべき試合だったとか、2点差をよく追いついたとか、賛否両論あるゲームだったとは思うけど、自分としてはポジティブに受け止めている。

もちろん、勝点3は欲しかった。でも最終戦に望みはつなげたわけだし、日本は粘り強く戦えていた。内容を見ても、相手を圧倒する時間帯が長かった。とりわけ50分までは、ほぼパーフェクトだった。
 
 ただ、50分を過ぎたあたりからは、少し疲れが見え始めてきた。まずいなと思った矢先に、一瞬の隙を突かれて先制点を奪われると、まさかのオウンゴールでその差は2点に広がってしまう。難しい展開になったわけだけど、でもそこから挽回して、最低限の結果は得られたのだから、その頑張りには素直に拍手を送りたいね。
 
 引き分けに持ち込む原動力になったのは、南野と大島だ。スタメンを張ってもおかしくないふたりをベンチスタートにした采配については、意見が分かれるだろうけど、手倉森監督の狙いとしては、4-4-2で前から積極的に奪いに行き、相手を“ハメて”いくスタイルを目指していたと思う。
 
 献身的にディフェンスをこなす矢島と井手口のスタメン組は、それぞれ攻撃的MF、ボランチとして、指揮官が思い描くサッカーを機能させていたし、流れを引き寄せることにも貢献していた。その意味では、南野と大島をベンチに控えさせる選択は決して間違いではなかったはずだ。
 
 後半の途中からのゲーム展開を読んでいた部分もあったと思う。だいたい、この時間帯からは蹴り合いになることが往々にしてあるけど、いずれも足もとでのボールスキルの高いふたりを投入することで、しっかりとポゼッションしながら日本のペースに引きずり込む意図があったのではないだろうか。
 
 実際、南野と大島が入ると攻撃は活性化されて、日本に勢いが生まれる。そして67分には大島→南野とつなぎ、最後は浅野が反撃の狼煙を上げるゴールを決めてみせる。
 
 さらに、このふたりによってリズムが生まれるなか、それまではわりとワイドに張り気味だった左サイドの中島が中に入ってきてのプレーも多くなってきた。そうした流れから、中島が持ち味のひとつでもあるカットインからの右足シュートをねじ込み、日本は試合を振り出しに戻した。

“あの場面”で藤春はプレーをはっきりすべきだった。

 初戦はあまり良くなかった室屋も、コロンビア戦では躍動していた。積極的にオーバーラップを繰り出しては、ゴールチャンスに絡む活躍を見せていた。
 


 とりわけ、先発フル出場した浅野は最後まで相手に脅威を与えていたと思う。自慢のスピードは十分に通用していたし、2トップを組んだ興梠とは、お互いの良さを引き出す関係性を築けていた。
 
 浅野はスーパーサブとしても怖い存在になり得る選手ではある。でも、例えば残り20分からの投入だとしても、その実力を考えれば、単純に時間が短すぎてもったいない。欲を言えば、あと1点取ってほしかったけど、期待に応える働きを示したと思う。
 
 最初に言ったとおり、勝点3が欲しかったし、勝てる試合でもあった。それでも、日本の戦いぶりは概ね評価できる。
 
 痛恨のオウンゴールを献上した藤春に関しては、彼の立場に立って考えてみれば、悔しさでいっぱいのはず。
 
 自分もSBでプレーしていたことがあるから、あのシーンでの振る舞いはよく分かる。最初はクリアしようと思ったけど、相手のプレッシャーがそこまでではなく、周りにスペースもあったから、一度、トラップしてから運ぼうとしていたのではないか。でもそこでコントロールを誤って、ああいう結果になってしまった。

プレーをはっきりすべきだったとは思う。あの時間帯、あの場所でやってはいけないミスではあったし、前半の決定的なヘディングシュートを決め切れなかったことも考慮すれば、勝敗に直接関与し、チームの命運を左右した存在ではあった。
 
 もっとも、90分間トータルで見れば、多くのチャンスに絡んでいて、1対1でも簡単には負けていなかった。つまり、攻守両面で“効いていた”。
 
「あのオウンゴールがなければ勝っていた」という言い方もできるけど、それは結果論だし、短絡的な視点でしかない。少なくとも、初戦に比べれば格段にプレーレベルは上がっていた。採点を付けるなら「6」。何度も上下動するなど、彼の豊富な運動量は、様々なシチュエーションでチームを助けていたのも見逃してほしくないね。

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