1: 砂漠のマスカレード ★ 2020/10/29(木) 08:33:41.75 ID:CAP_USER9

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この状況がさらに長引くようだと、「驚き」が「憤慨」へ

 久保建英の起用法を巡るメディアの論争が過熱しているが、保有元のレアル・マドリーがこの一連の騒動に対して抱いている感情は「驚き」である。

久保の獲得をビジャレアルのフロントに強くプッシュしたのは当時監督に就任したばかりのウナイ・エメリだ。実際、久保に直接電話をかけて入団を説得している。ところが主力級の役割が与えられると踏んでいたのが、その当の本人が起用を渋っているのが実情なのだ。

 もっとも、この序盤戦に、チームの骨格を固めることに比重を置いて現有戦力を重用しているエメリの采配は理解できるものだ。実際、マドリーの首脳陣もヨーロッパリーグが開幕し、これから徐々に出場機会が増えていくと期待しており、現時点でのスタンスはあくまで静観だ。ただこの状況がさらに長引くようだと、「驚き」が「憤慨」へと転化したとしても不思議はない。

 留意すべきは、今夏、マドリーのもとには久保の獲得を打診するクラブが、ラ・リーガだけでも10以上あったことだ。その中で、久保の意向を最優先しながら、慎重を期して選んだ移籍先がビジャレアルだった。その決断の際にエメリ監督の存在が重要な要素となったのは既述した通りだが、最終的にゴーサインを出したのはマドリーの首脳陣であり、もちろんその責任も感じている。

 ただこれはとても重要なことだが、シーズンが終了するまではマドリーは動向を注視する以外にすることはほぼ残されていないことだ。一部のメディアでは、冬にレンタル契約を破棄する可能性が取り沙汰されているが、その決定権はマドリー側にはない。

 ビジャレアルにとって久保のレンタル獲得はビッグオペレーションだった。レンタル料は250万ユーロ(約3億1250万円)。さらにインセンティブを含めると、その額は500万ユーロ(約6億2500万円)にまで膨れ上がる。加えて久保サイドと直接交渉したうえで年俸も全額負担している。

 件のメディアではレンタル契約の破棄の可能性を論じるために、ヘスス・バジェホとアンドリー・ルニンが前例として取り上げられている。ただいずれも背景が決定的に異なる

バジェホやルニンとは決定的に状況が違う。むしろ瓜二つなのが…

まずバジェホは昨夏、マドリーからウォルバーハンプトンに1年間の期限付きでレンタル移籍したが、その獲得を主導したのが相手の監督のヌーノ・エスピリト・サントだった。しかしいざシーズンが始まると、バジェホは一向に起用されることはなかった。ヌーノ監督が早々と見切りをつけたからだ。

 この事態を受けウォルバーハンプトンは移籍先を探し、冬にグラナダへのシーズン終了までのレンタル移籍が成立した。この一連のオペレーションでマドリーが行ったことといえば、再移籍を容認することだけだった。

 一方のルニンは、マドリーのフロレンティーノ・ペレス、バジャドリーのロナウドのという両クラブの会長同士の良好な関係が後押しし、昨夏、無償で貸し出されることになった。しかしこちらもバジャドリーのセルヒオ・ゴンサレス監督は正GKのジョルディ・マシップを重用し、ルニンはベンチを温める毎日が続いた。

 見るに見かねたマドリーがロナウドに相談。バジャドリー側としても反対する理由はなく、ルニンは冬の移籍市場で新たな武者修行先として2部のオビエドに加入したのだった。

 言うまでもなく久保の場合は、監督のエメリの期待値が高く、ビジャレアルは獲得のために大金を投じている。むしろ久保のケースと瓜二つなのがダニ・セバジョスだ。これまた昨夏に、セバジョスはマドリーからアーセナルに貸し出された。

 レンタル料として500万ユーロ近くが発生。さらにアーセナルはセバジョス側と交渉し年俸を引き上げ、その全額を負担した。しかし12月のエメリからミケル・アルテタへの監督交代を境に、ベンチを温める機会が増えたセバジョスは再移籍を模索し、その新天地としてバレンシアを希望。マドリーもゴーサインを出した。

 しかし、再移籍は実現には至らなかった。最終決定権を持つアーセナルの同意を得ることができなかったからだ。つまり久保の場合もいくら本人とマドリーが望んだとしても、ビジャレアルが容認しない限り、再移籍の可能性はないのだ。







10/29(木) 5:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0eb6ecdfb752cd42128f72f306d18fcb97a1445

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