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ドルトムント香川に屈辱 恩師クロップ率いるリバプールとのEL8強で出番なし 初戦は1-1ドローに

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝第1戦、ドルトムント対リバプール戦が7日に行われ、1-1の引き分けに終わった。ドルトムントの日本代表 MF香川真司はベンチスタートとなり、3月5日のバイエルン・ミュンヘン戦以来、公式戦6試合ぶりの出番なしに終わった。

 昨季までドルトムントを率いた香川らの恩師にあたるリバプールのユルゲン・クロップ監督が退任後、初めて古巣のジグナル・イドゥナ・パルクに凱旋した一戦。優勝候補同士の激突ということもあり、フットボール界の再注目カードとして注目を集めた。

 そして、“クロップ・リバプール“が試合を動かす。前半38分、DFモレノの浮き球パスをMFミルナーが頭でフリックしたボールにFWオリギが反応してDFラインの裏へ抜け出すと、右足のシュートでゴールを破った。貴重なアウェーゴールでリバプールが先制した。

 1-0のまま試合は後半へ。後半開始と同時にドルトムントはMFドゥルムに代え、12-13シーズンに半年間リバプールでプレーし、古巣との対戦にMFサヒンを投入。リバプールも故障した主将のMFヘンダーソンが交代。MFアレンがピッチに立った。

 後半3分、1点を追うドルトムントはコーナーキックのチャンスからムヒタリアンのクロスを主将DFフンメルスが頭で合わせて同点に追いついた。

 ドルトムントのトゥヘル監督は同31分、DFベンダー、FWオーバメヤンを下げてDFソクラティスと17歳のMFプリシッチを投入し、早くも交代枠を使いきった。リバプールも残りの交代枠を使ってFWフィルミーノ、FWスタリッジという攻撃的な選手を送り出した。

 しかし、その後もスコアは動かず1-1のまま試合終了のホイッスル。ドルトムントにとってはアウェーゴールを献上する痛恨の引き分けとなった。香川はリ バプール戦前にトーマス・トゥヘル監督から「香川を指導できることは最高の特権」と絶賛されていたが、蓋を開けてみれば無情の出番なし。寵愛を受けた恩師 にフィールドで雄姿を見せることができなかった。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160408-00010000-soccermzw-socc
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