1: 砂漠のマスカレード ★ 2019/06/14(金) 07:27:35.27
6月1日、ブラジル・サッカー界、いやブラジル中に激震が走った。国民が最大の誇りとするセレソン(ブラジル代表)のエース、ネイマール(パリ・サンジェルマン) に対し、婦女暴行の容疑がかけられた。

サンパウロ在住の26歳のブラジル人女性が、「ネイマールとインスタグラムで知り合い、面識がないまま5月中旬、パリへ招待された。パリのホテルに到着すると、夜、ネイマールが酔っぱらった状態でやってきて、暴力を振るって性行為を強要した」とサンパウロの警察に訴えたのである。

このとき、ネイマールは6月14日からブラジルで開催される南米選手権(コパ・アメリカ)に備えて、リオ郊外で行なわれていたブラジル代表の合宿に参加していた。本人は、「女性と関係を持ったのは事実だが、合意の上だった」と主張。彼の父親がテレビに出演し、「女性の弁護士から金銭を要求されたが、拒絶した」と言明した。

そして6月2日、ネイマールが当該女性とのSNS上のこれまでのやり取りと女性から送られてきた裸体を含む女性の写真を自らのインスタグラムで公表。
ブラジル代表の周辺は大騒ぎになった。

ネイマールは負傷、チームは7-0。

5日、さらなる事件が起きる。

ネイマールは首都ブラジリアで行われたカタール代表との強化試合に先発したが、前半、カタール選手と競り合って倒れた際に右足を強く捻り、痛みに涙を流しながらピッチを去る。病院で検査を受けた結果、右足首の靭帯断裂で全治約1カ月と診断され、南米選手権出場が露と消えた。

しかし、ネイマールを欠くセレソンは、9日のホンジュラス代表との強化試合で若手が伸び伸びとプレーして7-0と大勝。私生活上の問題で騒がしかったエースが抜け、チームを取り巻く雰囲気が一気に好転した感があった。

この記事を書いている6月11日時点で警察の取り調べは続いており、ネイマールの有罪が確定したわけではない。当該女性に対しても、金目当て、売名行為といった批判が高まっている。

国民、メディアの多くは批判的。

しかし、国内メディアと国民の多くは「全く面識のない女性をパリへ呼んだこと自体が不用意だった」と考えている。

昨年のワールドカップ(W杯)ロシア大会での不振、そしてこれまで彼がインスタグラムなどで豪奢な生活ぶりを誇示してきたことへのやっかみもあって、国民の多くはネイマールに対して批判的だ。

2009年にデビューしてからの10年間、国内メディアと国民のネイマールに対するイメージは激しく揺れ動いてきた。

17歳で名門サントスでトップチームに上がり、驚異的なテクニック、群を抜くスピード、豊かなプレーアイディアを発揮して見事なプレーを続けていた頃は、「ブラジルが世界に誇る宝石」ともてはやされた。

2013年5月に名門バルセロナへ移籍すると、日々、彼の一挙手一投足が報じられた。欧州ビッグクラブでの堂々たるプレーに国中が拍手を贈り、「彼こそが、セレソンを世界一に導く救世主」と信じて疑わなかった。


しかし、バルセロナでメッシの陰に隠れることを嫌い、金銭的なメリットも追って2017年8月に巨額の移籍金でバルセロナからパリSGへ移ったことに、多くの人々が首を傾げた。そして、昨年のW杯での不振、さらにはタックルを受けて大袈裟に転げ回った行為が糾弾された。

そして、今年4月のフランスカップの試合後、相手チームのファンを小突いた行為が問題となり、「もう27歳というのに、甘やかされた小さな男の子のまま」と人間的な未熟さを厳しく指摘された。

2019-06-14_09h12_01
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190614-00839663-number-socc
6/14(金) 7:01配信

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