1: 2019/04/28(日) 09:50:12.37 ID:GsyF3Ksl9
サッカー

 日本サッカーが飛躍的な進化を遂げた平成の30年間。Jリーグがシーズンを重ねるごとに発展と拡張を繰り返し、日本代表は果敢に世界の壁に挑み続けた。昭和の時代にははるか遠い舞台だったワールドカップには目下6大会連続出場中で、隔世の感がある。

 長くサムライブルーを取材してきた識者の方々が独断と偏見で選ぶ「平成の日本代表ベスト11」。すっかり好評を博しているが、今回はサッカーダイジェスト編集部がワールドカップ本大会での活躍度や実績、さらには本誌平均採点などから総合的に判断して、代表ベスト11を選出してみた。

 まずは、6大会の戦績&スタッツをまとめておこう。

 日本代表はワールドカップ本大会で21試合を戦い、5勝6分け10敗の成績(2010年大会ベスト16でPK戦負けのパラグアイ戦は引き分け扱い)。20得点を挙げ、28失点を喫している。すべてのゲーム、ゴール、失点がすぐさま想起できるほど、強く印象づけられている。

 世界最高峰のピッチに立った日の丸戦士は、総勢74名。このなかからセレクトしていこう。フォーメーションは3-5-2だ。

 まずはGK。ワールドカップで正守護神を務めたのは川口能活、楢崎正剛、川島永嗣の3人のみ。それぞれが数多の見せ場でビッグセーブを披露し、日本の躍進を支えた名手たちだ。なかでも特筆すべきは、1998年大会から4大会連続でエントリーを果たした楢崎の貢献度だろう。第1GKとなったのは2002年の日韓大会だけだが、常にGK陣のリーダーとして川口と川島を盛り立て、とりわけ10年大会は縁の下でチームのベスト16進出を支えた。

 続いては3バックだ。10年大会で世界のストライカーを向こうに回して、高さと強さで圧倒した中澤佑二、田中マルクス闘莉王のCBセットが確定。ここに代表での本職ではないが、過去3大会でキャプテンを務めた精神的支柱、長谷部誠をリベロに据えたい。闘莉王はサッカーダイジェスト編集部によるワールドカップ平均採点ランキング(270分間以上の出場選手が対象)で全選手トップの「6.62」を叩き出している。

2019年04月28日 サッカーダイジェスト
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail1/id=57764

 左のウイングバックは長友佑都がナンバー1だ。3大会連続出場中で、川島と並んで歴代最長1020分間(11試合)の出場を記録している。攻守両面でエネルギッシュに上下動し、浮き沈みの激しいサムライブルーの戦いにあって、平均採点は「6.00」をマークした。右サイドは、昨年のロシア・ワールドカップで2得点・1アシストと奮迅の働きを示した乾貴士。1大会のみの出場ながら、世界に与えたインパクトは計り知れなく大きかった。

 2ボランチは新旧のサムライコンビだ。02年大会のベルギー戦、ロシア戦で連続ゴールを決め、一躍"時のひと"となった稲本潤一は外せないだろう。もうひとりは、昨夏のロシア大会で決勝トーナメント進出の原動力となった司令塔、柴崎岳をチョイス。10年大会、日本の中盤で盤石の舵取りを見せた阿部勇樹も遜色ない存在感を示したが、今回はヘタフェMFを選択した。

 トップ下は、日本が初出場した98年大会から3大会連続でエースの重責を全うした中田英寿。記録上は1ゴールを挙げただけで、アシストがなく、平均採点も「6.00」とさほど高くはないが、その安定感と信頼性たるや絶大だった。中田英と同じ3大会にエントリーした小野伸二も、出色の出来を披露したひとりと言えるだろう。

 3大会出場で4得点・3アシストと圧倒的な実績を誇る本田圭佑は、10年大会で起用された前線に配備した。FWはいまひとつ継続的に活躍した選手が少ないが、11試合に出場して2得点を決め、持ち前のハードワークと泥臭いプレーで基準点となった岡崎慎司をパートナーとした。98年大会のジャマイカ戦で日本のワールドカップ第1号をゲットした中山雅史、ロシア大会のコロンビア戦で決勝ヘッドをねじ込んだ大迫勇也の"名場面"も忘れがたい。

 監督は日本をラウンド・オブ16に導いた3人のうち、誰がベストだろうか。

 大会直前の電撃就任で見事チームを蘇生させた西野朗氏、唯一2度指揮した岡田武史氏、そして足かけ4年間をかけて全カテゴリーの代表を率いて結果を残したフィリップ・トルシエ氏。実に悩ましいが、ここは平均採点を考慮し、決定した。西野氏が「5.87」、トルシエ氏が「5.75」、岡田氏が「5.93」と僅差。岡田氏は10年大会に絞れば、「6.13」と群を抜いていた。

引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1556412612

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