◆UEFA-EL◆香川真司、全得点絡む！「自信につながる」

＜欧州Ｌ：ドルトムント２－０ポルト＞◇決勝トーナメント１回戦◇１８日◇ドルトムント

　ドルトムントＭＦ香川真司はポルト（ポルトガル）との第１戦にトップ下で先発し、全得点に絡む活躍を見せてチームを２－０の勝利に導いた。

　前半６分、左ＣＫをＦＷムヒタリャンがシュートコーナー。香川がペナルティーエリア左へ走り込んで折り返し、ムヒタリャンがクロス。これにＤＦピシュチェクが右足を合わせ、相手ＧＫにはじかれたこぼれ球を自らが頭で押し込んで先制。後半２６分には左サイドからのＤＦシュメルツァーの頭での折り返しを受けた香川が中央で粘ってキープし、ペナルティーエリア右のムヒタリャンにパス。ムヒタリャンがダイレクトで落とし、走り込んだＦＷロイスが右足シュート。ボールは相手ＤＦに当たってゴールネットを揺らし２点目を奪った。

　得点シーン以外にも香川は積極的に攻撃に絡んだ。前半３１分にペナルティーエリア内中央から右足シュートも、バランスを崩して狙いが定まらずポスト右に外れた。後半１２分の左足シュートは相手ＤＦにはじかれ、同１９分にはロイスの折り返しをゴール手前で受けたが、その前のパス出しで倒れ込んだまま起き上がれず好機を逃した。同３８分にはペナルティーエリア左から左足シュートを放ったが、相手ＧＫカシリャスにセーブされた。その１分後には左サイドからムヒタリアンに好クロスを上げたが、ヘディングシュートはポストに嫌われた。あと１歩のところでゴールやアシストを逃したが、前線で精力的に動き、後半４１分に退いた。

　香川は「早い時間帯で点を取れたので、もっと勢いを持っていけるかと思ったがなかなか続かなかった。ただ無失点で戦うことが次の試合を考えたら大きかった。そこまで無理をせずに後半もうまくボールを回せたので、２点目が取れたと思う。（２点目は）うまく体をいれながら前を向け、落ち着いてボールをミキ（ムヒタリャン）に出せたと思う。その一連の流れは結果として良かったし、自信につながる。（シュートが決まらなかったが）前半に関してはちょっと力んだ。後半は疲れていた。トラップまではうまくいったが、シュートの最後のところの踏み込みが悪かったのか、ちょっとずれてしまった」と話した。

　第２戦は２５日にポルトで行われる。

⇒香川全得点絡む「自信につながる」ドルト２－０先勝（nikkan）