1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/02/15(月) 21:34:19.82 ID:CAP_USER*.net

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14日のミランvsジェノア戦後、携帯端末で本田圭佑のゴールシーンのリプレイを確認していると、居合わせた
地元記者数人が画面を覗き込んだ。するとそのうちの一人が映像を見ながら「見ろ、GKの手前でバウンドしてるじゃないか? 
狙って打ったシュートだ」と語っていた。
本田のシュートは、単にジェノアGKマッティア・ペリンのミスで入ったものではないか、と見る向きも地元記者の中には
いたのだという。ネット上の速報系メディアのいくつかは「ペリンのパペラ(大ポカ)」と伝えていた。
しかしその際ペリンは確かに前に出ていたが、本田がミドルを打つにあたってはポジションを戻し、
正対してシュートに備える姿勢を作っている。相手側の決定的な油断は本田に詰め遅れスペースを献上した
MF陣にもあるが、それでも最低限前方のミランFW陣には人を付け、パスコースを消している。
ジャコモ・ボナベントゥーラのように、スピードのあるドリブルで切り込んでくるタイプでもない。距離もあるし、
ミドルを打っては来ないだろうと踏んでもおかしくはなかった。だが本田は、そこにチャレンジの余地を見出した。

「(GKの位置など)そこまで全部が見えていたわけではないのですけど、漠然とコースがなんとなく空いているなという
感じだった」。バックステップのほぼない状態で放たれたキックはペリンの手前でバウンドし、GKの予測とは裏腹に
ゴール右隅へと吸い込まれた。

試合後の会見では、シニシャ・ミハイロビッチ監督が本田のチャレンジを讃えた。「2点目のゴールは凄かった。
濡れて滑りやすくなっていたあのピッチで、よくあんなシュートを打てたものだ。前半にも強烈なのを放っていたが、
キーパーのセーブが素晴らしかったので防がれた」。前半4分にペリンに弾かれたミドルも、パスワークの後から
突如バックステップなしで放たれたものだった。
1年4ヶ月ぶりのゴール。「ダメだろうと思われているところでひとつ山を越えた」としみじみと語っていたが、
当然のこと苦悩やプレッシャーも大きかったはずだ。
しかし注視すべきは、本田が個人成績だけを追い求め、他のプレイをおざなりにした結果結びついたゴール
ではないということだ。この最近の2ヶ月間は特に、別のことにエネルギーを費やしていた。お分かりだと思うが、
チームに貢献するためのハードワークである。
自ら「適性がない」と語ったサイドハーフを黙々とこなす。守備に奔走し、飛び出した味方のカバーに入り、
展開を考えながらシンプルにボールをつなぐ。率先してハイボールを呼び込んでパワープレーをこなし、気の利いたアシストもする。
そういう意味では、カルロス・バッカの先制点を演出したプレーの方がより象徴的ではあった。CKの流れから
リッカルド・モントリーボがスペースへと出すが、オフサイドポジションに残っていた味方は反応できない。
本田はそこに走り込み、ボールをタッチライン際に残し、再びそれを拾ってクロスを放った。

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