1: Egg ★ 2019/02/18(月) 09:08:21.98
英メディアの恒例企画で、元イングランド代表ストライカーが懐かしの時代を自ら回想した。

現地時間2月15日、『BT Sports』の人気企画「what I wore(私は何を着ていたか)」が更新され、1980年代に欧州サッカー界で大活躍した名手リネカーが登場したのである。

復刻版ユニホームがサッカー界でヒットしている潮流に乗って同メディアが始めたこの企画は、現役もしくは往年のプレミアリーガーの前に自身に関連する“オールドスクール”なユニホームを用意。当時の思い出を語ってもらうというもの。

これまでにトッテナムのデル・アリや、元チェルシーの名MFで、現在は同クラブのヘッドコーチを務めているジャンフランコ・ゾーラ、そしてサッカー界屈指の“オシャレ番長”エクトル・ベジェリン(アーセナル)が登場してきたこの企画に満を持して出演したのが、リネカーだった。

英公共放送「BBC」の人気サッカーハイライト番組「Match of the Day」の司会者として人気を博しているだけあって、リネカーのトーク力は抜群。これまでのどのゲストよりも軽快だ。1986年から3年間在籍したバルセロナの当時のユニホームを手に取ると、こう振り返ってみせた。

「これは特別だよ。全てのトップにいるように感じられる。でも、あんまり良い思い出ばかりでもないな。僕が3年目を迎えた時にクライフがやってきたんだ。彼との考え方はあまりに違い過ぎた。

チームに外国人選手は2人しか許されず、しかも彼は僕のポジションをいじりはじめたのさ。公式戦で、最初のシーズンに20ゴール、次のシーズンには21ゴールを決めていた僕を彼はシーズンを通してウイングとしてプレーさせたんだよ。

その決断で僕の得点率は殺された。彼が僕をこぶだと考えていることは明白だったね。でも、僕は彼が監督として何をしてきたかを知っていたからプレーに集中したよ。僕らがヨーロッパでのカップウィナーズで勝った時は本当に嬉しかった」

軽妙な話術で思い出を振り返るリネカー。そんなイングランド・サッカー界のレジェンドは、1992年から約2年間在籍した名古屋グランパスのユニホームを手渡されると、思わず声を上げ、「オオー! ナゴヤグランパスエイトッ!」と笑いながら叫んだ。

1986年のメキシコ・ワールドカップ得点王、そして元イングランド代表のエースという肩書を引っさげて来日し、当時のJリーグ最高年俸3億円(推定)を手にしていたリネカーへの期待度は“半端なかった”。現在のアンドレス・イニエスタやフェルナンド・トーレス、ダビド・ビジャに対するそれである。

だが、キャリアの晩年を迎えていた当時32歳のリネカーは、多くのファンが期待するほどの活躍ができず……。結局、公式戦23試合出場で9ゴールしか挙げられないまま、94年9月に現役引退を発表してクラブを去ったのだった。

名古屋ファンのみならず、Jリーグファンの失望を買った時代をリネカーは次のように振り返っている。

「ワオ! ナゴヤグランパスエイトッ!(笑) 凄いな。このショッキングレッドは忘れもしないさ。あまりいい仕事ができなかったからね。でも、グレートな思い出だよ。Jリーグへの挑戦は僕にとって真新しいことだったから興味深い時間だった」

結果を残せず、非難をされた日本でのプレーだったが、リネカーには今も忘れがたき記憶として残っているようだ。

2/18(月) 6:05サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190218-00010001-sdigestw-socc&p=1

写真 
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