1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 15:52:52.17 ID:CAP_USER*.net
 【北京】中国は男子サッカーで世界クラスの代表チームを作ろうと何年も取り組んできたが、思うような成果が出ず、意外な新しい方法を検討している。外国人選手に市民権を与えるというやり方だ。

 この案は、厳格な移民政策を備えた自民族中心主義的なこの国で物議を醸している。中国指導部は文化や国家的話題に外国からの影響を抑えようと取り組んできた。

 短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」では、「代表チームで肌の色の違う選手がプレーするのを見るよりは、黄色い肌の(中国人)プレーヤーが負けるほうがましだ」という書き込みもあった。

 今回の騒動の発端は、中国サッカー協会(CFA)の張剣副会長が23日、政府機関が外国人のサッカー選手に市民権を与える可能性を探っていると発言したことだ。実現すれば、中国代表への外国人選手参加に道が開けることになる。

 中国中央テレビ(CCTV)のビデオを見る限り、張氏は詳細には触れず、市民権取得は中国の法と人口政策に関連する「注意が必要な項目」だと述べた。同氏は「どういった形での市民権提供になるかをめぐって、協議を続けるうちに単純な問題ではないと認識した」と続けた。

 中国ではサッカーの人気が高く、プロリーグには既に外国人選手枠が設けられている。一時は汚職や低いプレーの質で損なわれていた中国サッカーに対する信頼は、欧州や南米のプロの参加で一部回復している。

 ワールドカップ(W杯)本大会への出場を1回しか果たしておらず、現在は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング82位の男子代表チームのてこ入れにつながるとして、この方針に期待を寄せているサッカーファンもいる。一方、女子サッカーの代表チームは6回のW杯出場を果たしており、1999年の米国大会では準優勝を飾った。

 微博の別のユーザーは、「正直言って、中国の現在の状況を考えると、(男子チームにとって)W杯出場の唯一の方法だ」と投稿した。

 ただ、外国人選手に市民権を与えると、自国サッカーの発展を目指して始まったばかりの取り組みが損なわれかねないとの声もある。サッカーファンを自認する習近平国家主席の強力な後ろ盾を得て、政府は昨年、草の根レベルでのサッカー発展に焦点を絞る強化キャンペーンを開始した。

 中国最大のスポーツ紙「タイタン・スポーツ」のルオ・ミン副編集長は、「中国が外国人選手の帰化に門戸を開くことになれば、代表チームには甚大なダメージとなるだろう」と指摘。さらに、国内のリーグに言及し、「考えられる結果は、中国スーパーリーグに属するチームの試合出場選手11人全員が帰化した外国人選手ということにもなりかねない」と続けた。

 専門家たちはこうした議論は、移民に関する中国政府の意見の対立を浮き彫りにしていると指摘する。

⇒サッカー大国を夢見る中国、外国人選手に市民権か(ウォールストリートジャーナル)

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