1:Egg ★:2018/07/15(日) 12:27:33.36 ID:CAP_USER9.net
1人の女性のツイートが日本、そして世界のサッカーファンの心を掴んだ。
そのツイートには、日本代表が使用したロッカールームの写真が添えられていた。

「これは94分でベルギーに負けた日本のロッカールームです。スタジアムでは代表のサポーターに感謝し、ベンチやロッカールームをきれいにし、そしてメディア対応をしました。またロシア語(キリル文字)で『ありがとう』と書かれたメモまで残していきました。すべてのチームの模範だと思います」

そのツイートの主は、オランダ人のプリシラ・ヤンセンスさん。FIFA(国際サッカー連盟)の運営スタッフとして今大会に関わってきた。オーバータイムで逆転された日本代表が、怒りや悔しさでいっぱいだったことは容易に想像できる。しかしまるで使用前のように清掃、整頓し、メモまで残した姿に感動したのだろう。

「日本にはClassがある」
このツイートは瞬く間に広まり、日本人はもちろん世界中のメディアや多くの人々が反応した。

「日本はClass(品格)がある」
「素晴らしいマナーだ。いつか日本に行ってみたい」
「子供にスポーツを教えているコーチは、こういうことも教えるべきだね」こういった言葉がSNS上に並んだ。

選手が清掃したと伝えた海外メディアもあったが、実際に片付け、メモを置いたのは代表スタッフだった。しかし日本代表として戦っていたスタッフも選手と同じような悔しさがあったことはまちがいない。そういった気持ちをかみしめながら、会場のスタッフやボランティアへの感謝をメモに残す気遣いはなかなかできることではない。


スポーツのロッカーが散乱しているのは普通のこと。

ロッカールームが散らかっているのは、ワールドカップだけに限らず、スポーツ現場ではよくある光景だ。怒りにまかせて椅子を蹴ったり、壁を殴ったりする選手を現場で見たことがある。関係者にとってはそういったことは、良くも悪くも見慣れた光景なので、飲みかけのボトルやゴミが落ちていたり、椅子が床に転がっていても、スタッフたちは黙々と作業をするだけだ。

プリシラさんのツイートにグッときた日本人ももちろん多いはずだ。大会前には監督解任の報が流れ、批判の声も上がった。グループリーグの最終戦のプレーには日本はもちろん世界から疑問の声もあった。
「日本を応援する気がなくなった」
「決勝ラウンドではベルギーを応援する」

そんな言葉もあったが、ベルギー戦での日本の戦いぶり、その後、1枚の写真と言葉を見て、考え方を変えた人は多かったはずだ。

「Integrity(気高さ)」
選手や関係者を含めて日本代表がどういった姿勢でワールドカップに臨んだのか、そして舞台からどう去ったのか垣間見ることができた。

>>2以降につづく

7/15(日) 8:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00831333-number-socc&p=1

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