1: 名無し@サカサカ10 2018/05/28(月) 18:19:40.83 _USER9

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5月30日(水)、日産スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2018「日本対ガーナ」。この試合は、これまで数多行われてきた親善試合の中でも「最も重要」といってまったく過言ではない一戦だ。

6月14日に開幕するロシアW杯。その本大会直前に衝撃の監督交代が発表され誕生した“西野ジャパン”。今回のガーナ戦は、そんな西野ジャパンにとっての初陣であるとともに、本大会メンバーの発表を翌日に控えた一戦でもある。

まさに異例中の異例、前代未聞の一戦であり、当然のことながらW杯本大会のメンバー発表前日に試合が行われるのは史上初のことだ。

選手にとって“究極のサバイバル”となる一戦。本大会同様の注目度となることが予想される。
注目すべき「プラチナ世代」

5月18日(金)、そんなガーナ戦メンバーの27名が発表された。W杯に向け、第1段階のチケットを与えられた27名といえる。

発表後、その動向も含めて大きな注目を集めているのは、やはり長らく代表を牽引してきた本田・香川・岡崎 の“ビッグ3”。そんななか、92年組、“プラチナ世代”から6人が選出されていることにも着目しておきたい。

“プラチナ世代”とは、1992年~93年早生まれの選手たちのこと。今回の27人では、宇佐美貴史・柴崎岳・武藤嘉紀・昌子源・大島僚太・遠藤航が選ばれている。

若くしてサッカー界で大きな注目を集めた彼ら。その理由のひとつが、“U‐17”のW杯でのブラジルとの一戦だ。終了間際の不運な失点により2‐3と敗れたものの、彼らはネイマール率いるブラジルと対等な戦いをしてみせ、才能豊かな世代として将来を期待されることとなった。

しかしその後、A代表では本田・岡崎・長友らに象徴される“北京世代”が長く代表の中心として活躍してきたことで次世代の台頭がなく、現在の日本代表の低迷の一因とされることもある。

他国では、“プラチナ世代”と同年代の選手が中心となってチームを引っ張っている国があるのが実情であり、今回の日本代表も、彼らの活躍が躍進のカギを握ることとなるだろう。

先頭を走ってきた宇佐美貴史

そんな“プラチナ世代”の選手たちのこれまでの歩みを紹介しよう。まず、この世代で最初に先頭を走ったのは、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)だ。

ガンバ大阪ジュニアユースで当時から年代別の日本代表にも選ばれていた宇佐美は、中学3年時にはガンバ大阪ユースに飛び級で昇格。高校1年生ながら10番を背負い日本クラブユース選手権の優勝に貢献し、高校2年生でまたもや飛び級でトップチームに昇格。17歳14日にして、当時ガンバ大阪史上最年少となる公式戦デビューを果たす。

そして、19歳でドイツの名門・バイエルンと契約した宇佐美。しかし、満足のいく結果を残せず、1年間バイエルン、1年間ホッフェンハイムを経て、わずか2年で再びJリーグへ戻ることになった。

その後Jリーグで結果を残し、2016年に再び海外挑戦。ドイツ・アウグスブルクへ移籍するも、期待されたほどの結果は残せず、現在所属するデュッセルドルフへ。ここで原口元気とチームメイトとなり、チームの1部昇格に貢献。個人としても8得点3アシストの活躍が認められ、今回の代表メンバー入りにつながっている。

シンデレラボーイ、武藤嘉紀

続いて、FWの武藤嘉紀(マインツ)。

武藤は、2014年に現役の慶応義塾大生ながらJリーグでプロデビューを果たすと、新人最多得点記録を達成。日本代表へ招集されると2試合目にして初ゴールを決め、その後2015年にドイツ・マインツに移籍するなど、わずか2年で大ブレイクを果たした。

まさに“シンデレラボーイ”として脚光を浴びたが、それから度重なる右ひざの怪我でリハビリの日々。苦しい時を支えたのはW杯への強い想いで、迎えた今シーズンはドイツで日本人最高の8ゴールを挙げ、2017年10月以来の代表招集を勝ち取っている。

レアル・バルサにゴール。柴崎岳

そして、この世代で継続的に高評価を得てきたのが、柴崎岳(ヘタフェ)だ。

高校2年時に青森山田高校で選手権準優勝を果たし、鹿島アントラーズとプロ契約を結ぶ。U‐17W杯でも日本代表の背番号10を背負い注目を集めた柴崎は、Jリーグでもベストヤングプレーヤーを受賞し、2016年のクラブワールドカップではレアルマドリードからゴールを決めた。

そして、その後スペインへ移籍しバルセロナからも得点を決めた柴崎は、レアル・バルセロナの両クラブからゴールを決めた唯一の日本人となっている。

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