1: Egg ★@\(^o^)/ 2015/12/05(土) 12:23:25.37 ID:CAP_USER*.net

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元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏は、現役時代をミラン一筋で過ごし、世界でも希少な“ワンクラブ・マン”として名をはせた。そのレジェンドが、古巣の移籍戦略について苦言を呈している。衛星放送局「スカイ・スポーツ」のTV番組に出演したマルディーニ氏は、ミランの強化責任者であるアドリアーノ・ガリアーニ氏に対して「チューター(補助者)」が必要だと、戦略的なアドバイザーの必要性を訴えている。

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「もしミランが透明性を保ったまま、偉大なクラブへと復権したいのであれば、そこにはアイデアと投資が必要だ。そこにはサッカーをよく知る人物が必要なのだが、今のミランに最も欠けている部分だ。ガリアーニは偉大な経営者だが、恐らく選手の評価して決断を下すにあたってはサッカーの知識が足りない。そこをサポートする人物が必要なのではないか」

 マルディーニ氏はそう語り、ミランの移籍戦略に対して市場的な考えが先行しすぎていると警鐘を鳴らした。実際に、近年のミランは経営危機により、FWズラタン・イブラヒモビッチやDFチアゴ・シウバといった主力を売り払った後、かなりの若手もしくは移籍金ゼロで獲得できるベテランをチームに加える戦略を取ってきた。日本代表FW本田圭佑は、ゼロ円移籍であると同時にアジア市場へのマーケティング先行という見方もされた。

インテルはサネッティがフロント入り

 こうした戦略は現在フランスU-21代表FWエムベイエ・ニアングが活躍するなど一部で成功を収めている部分もあるが、順位表やヨーロッパのカップ戦への出場権を得られるかという面では成功していない。今夏の移籍市場には1億ユーロ(約135億円)に迫る投資を行い、実力者たちを集める戦略を取った。だが、そのリターンに関しては満足いくほどのものを得られていないのが実情だ。

 イタリア地元紙「トゥット・スポルト」には、こうした現状を「貧しき大富豪」と称された。行った投資に対して順位表や内容の貧しさを批判されている。

 マルディーニ氏は、より効率的なリターンを得るためには、サッカーにおける知識の部分でガリアーニCEOのチューターになれる存在の必要性だと説いた。同じミラノのライバルクラブであるインテルは、同様にクラブに長く選手として貢献した元アルゼンチン代表DFハビエル・サネッティ氏を副会長として迎えるなど、そうしたサポート体制を整えている。

 ミラン復権の鍵は、偉大なOBたちのサッカーに関する助言をうまく組み込んでいくことにあるのかもしれない。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151205-00010005-soccermzw-socc

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