1: Egg ★@\(^o^)/ 2015/11/26(木) 23:12:21.98 ID:CAP_USER*.net
 元プロ陸上選手の経験をもとに障がい者スポーツにも関わる為末大氏(37)が、国際パラリンピック委員会(IPC)の陸上世界選手権(10月22~31日、カタール・ドーハ)を現地取材した。義足の進化とともに躍動する選手たち。その可能性に驚く一方で、運営面などの課題も見えた。2020年東京パラリンピックをよりよいものとするために、問題点について考えた。

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 会場にどよめきが起きた。大会2日目、10月23日の男子走り幅跳びT44。マルクス・レーム(ドイツ)の最初の跳躍は、8メートル50センチを優に超えていた。惜しくもファウルだったが、4回目の跳躍で、IPCの世界記録を更新する8メートル40センチで優勝した。この記録は12年のロンドンパラリンピックのみならず、同オリンピックの優勝記録(グレッグ・ラザフォード、英国=8メートル31センチ)を超えていた。

 マルクスは右足下腿(かたい)を切断しているパラリンピアンで、下腿部分にはカーボン素材で作られた義足が装着されている。彼はそのカーボンで作られた義足で跳躍する。私は20年にパラリンピアンがオリンピアンを逆転すると思っていたが、もしかすると来年のリオデジャネイロで逆転現象が起きて、世界記録もパラリンピックの方が上回ってしまうのかもしれないと感じた。

 パラリンピックの最大の特徴は、“する”スポーツとして発展してきたことだ。もともとは1948年に医師グッドマンの提唱により、英国で傷痍(しょうい)軍人が自らの自信を回復するために行われたのが起源とされている。

 ところが近年のパラリンピックの発展はめざましく、“観る”スポーツとしても面白さを増してきた。12年にはオスカー・ピストリウス(南アフリカ)がオリンピックに出場したりと、障害を乗り越えた人たちの努力に拍手する大会から、観客がパフォーマンスを楽しむ超人たちの祭典になりつつある。

 もしパラリンピックを観るスポーツとして捉えるなら、運営面で考えなければならない問題があるように感じた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151126-00000172-nksports-spo

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