1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/12/23(金) 06:08:17.97 ID:CAP_USER9
no title「数人はリーガ・エスパニョーラで通用する」

 レアル・マドリー(スペイン)のジネディーヌ・ジダン監督は、クラブW杯決勝後、鹿島アントラーズの選手たちを賞賛した。それは本心で、別の意図はなかっただろう。ただし、敵将が相手に塩を送るのは珍しいことではない。勝者である自らの価値を高めることを、経験的に知っているのだ。

 では、本当に世界最高峰のスペインリーグで通用するJリーガーはいるのか?

 過去にJリーグからリーガに挑戦した選手は、城彰二、西澤明訓、大久保嘉人(現川崎)、家長昭博(現大宮)、ハーフナー・マイク(現ADO/オランダ)などがいる。しかし、いずれも成功と言える結果を残すことができなかった。大久保でさえ、一度はマジョルカを1部に残留させ、「救世主」と崇められたものの、2年目は不振で帰国を余儀なくされた。

「無名なのに信じられないくらいうまい選手がいる」

 鳴り物入りでリーガに挑んだJリーガーたちは、そう言って修羅場に苦しむ。リーガはJリーグと比べ、「高いインテンシティやスピードでも技術が出せるか」が問われ、技術を持っているだけでは足りない。しかも練習、試合とタフな実戦が続く。ほとんど異次元の世界に入り込んだ感覚だろう。スコットランドで英雄視されていた中村俊輔(現横浜FM)が、全く通用しなかったほどだ。

 日本人Jリーガーのリーガ挑戦は、険しい道になる。鹿島だけでなく、Jリーグ全体でも、通用する選手は二桁に届かない。シーズンを通して活躍を、とハードルを上げると、0、もしくは1人というのが現実か。

 マドリー戦、鹿島は全員が健闘を示した。

 GK曽ヶ端準は的確なセーブを見せ、右SB西大伍はクリスティアーノ・ロナウドと真っ向から張り合い、CB植田直通は高さ強さで負けず、MF小笠原満男は気迫を見せ、永木亮太はしつこくボールにアプローチし、遠藤康はスペースの感覚にセンスを横溢させ、土居聖真は活動量豊富でサイドに流れて好機を作った。交代で入った赤崎秀平、伊東幸敏らもチームに貢献した。

 大会ブロンズボールを受賞したMF柴崎岳は、マドリーを最も苦しめた選手だろう。

 しかし例えば柴崎がリーガ挑戦するとして、ポジション適性がはっきりしない。ボランチとしては肉体的に弱く、技量が高いだけにパスを狙いすぎる。トップ下、もしくは攻撃的MFとしてはマドリー戦のようにパーソナリティを出せたらベストだが・・・。現状では、リーガ1部で定位置をつかむのは難しい。

 リーガで通用する可能性が高いのは、DF昌子源、FW金崎夢生の2人か。

 昌子は大会の中で確実に成長。マドリー戦は世界のトップFWを相手に、ほぼ一度も間合いで負けなかった。後半、柴崎のパスを跳ね返される形でカウンターを食らった時も落ち着いて対処し、事なきを得ている。

 金崎はキープ力に優れ、セルヒオ・ラモスのファウルを誘発し、あわや退場に追い込んだ。また、カウンターに出たとき(とくに右サイド)の推進力は、他の追随を許さない。マラガのスペイン人FWサンドロ・ラミレスと、ほぼ同等のポテンシャルを持つ。

 しかし、リーガで日本人は助っ人としてプレーする。スペイン人と同じ力量では足りないのだ。

 「通用する」というのは、ジダン監督の言う通りだろう。しかし「通用」では意味がない。外国人選手は、他のチームメイトを凌駕する能力が必要なのだ。FWリオネル・メッシ(バルセロナ)やC・ロナウドのように。

 柴崎、昌子、金崎は世界の猛者と対戦を重ね、殻を破れることを証明した。彼らがさらなる変身を遂げたとき――。本当の意味で「通用する」選手になるだろう。(文=スポーツライター・小宮良之)

dot. 12/21(水) 16:00配信
⇒柴崎じゃない!“鬼門スペインリーグ”で通用するのは「あの選手」〈dot.〉

引用元: http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1482440897/

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