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1: 2016/11/16(水) 17:22:57.65 ID:CAP_USER9
サッカー日本代表はロシアW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(15日、埼玉)に2―1で勝利し、W杯切符を占う重要な一戦を制した。

前半戦のヤマ場を大胆な戦略で何とか乗り切ったが、舞台裏ではバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の後任をめぐる動きが活発化していたことが判明。

スポンサーからも「失格」の烙印を押され、ハリルジャパンは風前のともしびだった。ひとまず指揮官のクビはつながったものの、まだまだ予断を許さない状況が続く――。 

 6大会連続のW杯出場に向け大一番となるサウジアラビア戦。ハリルホジッチ監督は、FW本田圭佑(30=ACミラン)とMF香川真司(27=ドルトムント)のWエースを先発から外すことを決断。本田の代わりにはFW久保裕也(22=ヤングボーイズ)を抜てきした。 

 日本は序盤から前線で激しいプレスをかけて主導権を握ると、前半45分にMF清武弘嗣(27=セビリア)が自ら得たPKを決め先制に成功。後半には本田、香川が次々と投入されて攻撃のリズムに変化をもたらし、同35分にFW原口元気(25=ヘルタ)が追加点を奪った。1点は返されたものの何とか逃げ切り、B組首位のサウジアラビアを撃破した。 

 これまでのふがいなさがウソのような攻守で安定した試合運び。日本サッカー協会の田嶋幸三会長(58)は「最終予選で一番良い試合だった」と高く評価した。これでW杯出場圏内のB組2位に浮上し、指揮官も「このきつい時期を勝利で終えた。このチームにはかなり大きなチャンスがある」と胸を張った。 

 ただ、この勝利で立場が安泰かといえば、決してそうではない。ひとまず解任危機は回避したものの、運命の一戦を前にハリルジャパンは大揺れだったのだ。最終予選では初戦から低調な内容が続き、サウジアラビア戦に負ければ指揮官更迭が避けられない状況。リオデジャネイロ五輪代表を率いた手倉森誠コーチ(49)の暫定指揮が既定路線とされたが、水面下では後任候補に向けた動きが活発化していた。 

「今、日本にいる外国人監督や以前にJで指揮経験のある監督が何人か売り込みをかけている」(Jクラブ強化担当者) 

 昨季までFC東京を指揮し、今季は鳥栖を率いたイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ監督(49)や、かつて名古屋を率いた中国1部広州富力のドラガン・ストイコビッチ監督(51)、元鹿島監督のトニーニョ・セレーゾ氏(61)ら日本に縁のある指導者たちが、協会に次期代表監督就任を“アピール”していたという。

 さらに、指揮官更迭の機運は別のところからも高まっていた。W杯最終予選の視聴率が10%台に低迷し、20%を超えたのは9月のタイ戦のみ。30%超えを連発したザックジャパンと比べると雲泥の差で「代理店やスポンサーは代表戦の視聴率を気にしている。多額の資金を提供しているんだから当然でしょ」(Jクラブ関係者)という声が漏れた。不人気のハリルジャパンに対する風当たりは強くなる一方で、ピッチ外からの“解任圧力”は確実に増していたのだ。 

 来年開催の最終予選の後半戦では苦手な中東のアウェー戦を3試合も残しており、W杯出場に向けてハリルジャパンの窮地に変わりはない。指揮官の処遇を含め、今後も火種はくすぶり続けそうだ。

東スポWeb 11/16(水) 16:46配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161116-00000033-tospoweb-socc
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