1:Egg ★@\(^o^)/:2016/11/16(水) 12:54:46.30 ID:CAP_USER9.net
15日に行われたサウジアラビア戦で貴重な先制ゴールをマークし日本代表の勝利に貢献した清武弘嗣。

だが、所属するセビージャでは9月中旬以降、1カ月半にわたり不出場が続いたように苦しい立場に置かれている。その原因について、現地セビージャ在住でクラブ事情に精通するジャーナリストが分析した『月刊フットボリスタ』のコラムを特別公開!

“リーガと日本人”について再考する

サッカーは世界共通の言葉であり日本人選手がリーガで活躍できないのは、その共通の言葉が下手なせいで、スペイン語が下手なせいではない――。これが私の主張だった。

「サッカーは世界共通の言葉だから大丈夫」と7月の清武の入団発表でセビージャのスポーツディレクター、モンチも言っていた。だが、あれから4カ月、清武が監督の信頼を失うプロセスを見ていると、言葉の壁以外の理由が見当たらない。

清武はシーズンを華々しくスタートした。UEFAスーパーカップ先発、スペインスーパーカップ第1レグ先発、リーガ開幕節エスパニョール戦先発で1ゴール2アシスト、第2節ビジャレアル戦先発とレギュラーの座を完全に手にしていた。

しかし、1アシストした9月17日の第4節エイバル戦を最後に、もう1カ月半出番がない。清武が出番を失うのとナスリの台頭が重なった。キープ力のある万能型の攻撃的MFという点で2人は似ており、ナスリが最大のライバルであることは間違いない。だが、ナスリ台頭で清武を待っていたのはベンチではなく招集外という残酷なものだった。

■ナスリ台頭だけでは説明がつかない

サンパオリ監督がメンバーを固定し始めたのは9月27日CLのGS第2節リヨン戦から。以降の6試合、攻撃的MF枠は3つで、先発はビトロ、フランコ・バスケス、ナスリが不動。4番手サラビアは出場4試合もプレー時間74分、5番手ガンソは同2試合38分と、サンパオリ監督はほとんどローテーションをしていない。

それで5勝1分と結果が出ているのだから、采配を責めるべきではない。3つの交代枠のうち2つは守備固め(DFの増員や守備的MFイボーラの投入)、残り1つが攻撃的MFの交代に当てられているから、サラビア、ガンソすら出番が極端に少なくなり、攻撃的MFで6番目の清武がベンチにすら入れないのも理には適っている。

理に適わないのは、なぜ清武が急激に監督の信頼を失ったかだ。代表招集(10月第2週と第3週)による疲労を除いては清武の体調は万全だ。練習は全部出ているし、クラブもケガや体調不良の可能性を否定している。

そうなると、監督やチームメイトとのコミュニケーションがうまく取れていないのでは、という結論にどうしてもなる。清武はサンパオリのフィロソフィを理解できず、チームメイトが期待するプレーと彼らに期待されるプレーができず浮いてしまっているのではないか?清武は戦術練習に腰を据えて取り組める貴重な機会を代表招集によって失ってもいるのだ。

セビージャは清武に通訳を付けていない。「付けると通訳に頼ってチームやクラブ、街への溶け込みが逆に遅れる」と考えているからだ。

つづく
2016-11-16_14h13_54
Footballista 11/16(水) 12:10配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161116-00010000-fballista-socc
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