【 サウジ戦 徹底分析! 】難敵サウジアラビアの攻略法は?最大の弱点がセットプレー、中でもCKの守備!
1: 2016/11/15(火) 10:53:41.11 ID:CAP_USER9
日本代表は15日に、2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選で首位を走るサウジアラビアと対戦する。11日のオマーン戦は“仮想サウジ”の意味合いもあったが、システムの違いやオマーンが若手中心で来たこともあり、戦術的には参考にしにくいものがあった。
「サウジアラビア戦はもっともっと厳しくなるだろう」
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はそう気を引き締めるが、日本がホームで勝利することが困難かと言えばそうではない。DF吉田麻也(サウサンプトン)は「しっかり戦えば能力的には日本の方が上だと思う」と語る。
ここまでのサウジアラビアの戦いを見ても十分に勝機はあるが、相手の特徴を把握して、良さを出させないことが重要だ。ここでは攻撃と守備に分けて解説する。
【攻撃】自陣ではつなぎ、敵陣では仕掛ける
サウジアラビアはどのような攻撃を仕掛けてくるのか。オランダ人のファン・マルバイク監督が指導していることもあり、基本的には後ろから丁寧につないでサイドに起点を作るスタイルだが、つなぐ選手と仕掛ける選手がわりとはっきりしているのが攻撃の特徴だ。
[4-2-3-1]をベースにディフェンスラインとボランチでボールを運び、相手陣内で1トップか2列目の3人がボールを持って前を向けば、その選手が積極的にドリブルを仕掛けてくる。そこから細かくつなぐケースはあまり無く、一発のミドルシュートやラストパス、クロスを積極的に狙ってくる傾向が強い。
その中で10番のMFナワフ・アルアビド(アルヒラル)はプレーの選択肢が多く、MFタイシール・アルジャッサム(アルアハリ)とのワンツーなども使ってくる。2列目の3人はポジショニングが流動的であり、局面によってアルアビドが仕掛けに参加してくるエリアは異なるが、とにかくボールホルダーを自由にさせないことを優先的に考えて守備のバランスを取っていく必要がある。
基本的には前の4人で仕掛けるが、サイドを起点にする場合はもう1、2人が攻撃に絡んでくる。その頻度が最も高いのは右サイドバックのDFハッサン・ムアト・ファラタ(アルシャバブ)だ。彼がクロスを上げて来る場合、ゴール前には4人の選手がターゲットとして構えている。1人ひとりが特に危険なわけではないが、ゴール前でごちゃごちゃするとこぼれ球なども発生しやすいので、的確にクリアしていく必要がある。
最も危険なのは高い位置のドリブルでファウルを誘ってくること。最初から意図的にファウルさせようとしているわけではないかもしれないが、横にかわしに行きながら、守備者にコンタクトされると簡単に倒れる。ドリブラーとの一対一は正当なタックルでもコンタクト無しにボールを奪うことは簡単ではない。
いざボールを持って前に向かれた時は、タイトに守りながら注意して対応する必要がある。もっとも、その前にサウジアラビアの攻撃を潰してしまえば、深い位置でファウルを気にする必要もない。
吉田は「つなごうとするんですけど、最終的にはロングボールが多いかなと思いますね」とも言う。日本のディフェンスが前からのプレッシャーで簡単につながせないこと、ロングボールを蹴られてもDFラインが落ち着いて跳ね返し、セカンドをマイボールにしていきたい。
セットプレーはPKを与えないことが第一だが、高い位置の直接FKも危険だ。キッカーは右利きのアルジャッサムか左利きのMFヤヒア・アルシェハリ(アルナスル)で、角度があまり無い位置だとギリギリまでどちらが蹴ってくるか分からない。
GKの西川周作(浦和レッズ)はUAE戦でFKから失点しており、かなり意識的にトレーニングしているようで、いざそういうシーンになれば日本の守護神を信じるしかない。
では、日本が突くべきポイントはどこか。
つづく
SOCCER KING 11/14(月) 16:33配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161114-00515303-soccerk-socc
続きを読む
「サウジアラビア戦はもっともっと厳しくなるだろう」
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はそう気を引き締めるが、日本がホームで勝利することが困難かと言えばそうではない。DF吉田麻也(サウサンプトン)は「しっかり戦えば能力的には日本の方が上だと思う」と語る。
ここまでのサウジアラビアの戦いを見ても十分に勝機はあるが、相手の特徴を把握して、良さを出させないことが重要だ。ここでは攻撃と守備に分けて解説する。
【攻撃】自陣ではつなぎ、敵陣では仕掛ける
サウジアラビアはどのような攻撃を仕掛けてくるのか。オランダ人のファン・マルバイク監督が指導していることもあり、基本的には後ろから丁寧につないでサイドに起点を作るスタイルだが、つなぐ選手と仕掛ける選手がわりとはっきりしているのが攻撃の特徴だ。
[4-2-3-1]をベースにディフェンスラインとボランチでボールを運び、相手陣内で1トップか2列目の3人がボールを持って前を向けば、その選手が積極的にドリブルを仕掛けてくる。そこから細かくつなぐケースはあまり無く、一発のミドルシュートやラストパス、クロスを積極的に狙ってくる傾向が強い。
その中で10番のMFナワフ・アルアビド(アルヒラル)はプレーの選択肢が多く、MFタイシール・アルジャッサム(アルアハリ)とのワンツーなども使ってくる。2列目の3人はポジショニングが流動的であり、局面によってアルアビドが仕掛けに参加してくるエリアは異なるが、とにかくボールホルダーを自由にさせないことを優先的に考えて守備のバランスを取っていく必要がある。
基本的には前の4人で仕掛けるが、サイドを起点にする場合はもう1、2人が攻撃に絡んでくる。その頻度が最も高いのは右サイドバックのDFハッサン・ムアト・ファラタ(アルシャバブ)だ。彼がクロスを上げて来る場合、ゴール前には4人の選手がターゲットとして構えている。1人ひとりが特に危険なわけではないが、ゴール前でごちゃごちゃするとこぼれ球なども発生しやすいので、的確にクリアしていく必要がある。
最も危険なのは高い位置のドリブルでファウルを誘ってくること。最初から意図的にファウルさせようとしているわけではないかもしれないが、横にかわしに行きながら、守備者にコンタクトされると簡単に倒れる。ドリブラーとの一対一は正当なタックルでもコンタクト無しにボールを奪うことは簡単ではない。
いざボールを持って前に向かれた時は、タイトに守りながら注意して対応する必要がある。もっとも、その前にサウジアラビアの攻撃を潰してしまえば、深い位置でファウルを気にする必要もない。
吉田は「つなごうとするんですけど、最終的にはロングボールが多いかなと思いますね」とも言う。日本のディフェンスが前からのプレッシャーで簡単につながせないこと、ロングボールを蹴られてもDFラインが落ち着いて跳ね返し、セカンドをマイボールにしていきたい。
セットプレーはPKを与えないことが第一だが、高い位置の直接FKも危険だ。キッカーは右利きのアルジャッサムか左利きのMFヤヒア・アルシェハリ(アルナスル)で、角度があまり無い位置だとギリギリまでどちらが蹴ってくるか分からない。
GKの西川周作(浦和レッズ)はUAE戦でFKから失点しており、かなり意識的にトレーニングしているようで、いざそういうシーンになれば日本の守護神を信じるしかない。
では、日本が突くべきポイントはどこか。
つづく
SOCCER KING 11/14(月) 16:33配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161114-00515303-soccerk-socc