371: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2016/11/05(土) 18:42:19.69 ID:U+pcCDGo0
事の発端は昨オフにあった。小倉隆史GM兼監督が誕生し、まずは2016年の陣容を固めていく作業の中で、情を欠いたあまりにビジネスライクな交渉が一部の主力選手の流出を招いた。小倉前監督は「勝てば上がって、負ければ下がる」という明確な基準をもって選手の査定を行っていたが、負傷者が相次ぐ中でギリギリの戦いを強いられていた選手たちにとっては到底受け入れられるものではない。しかしそこに「チームの現状を考えればこれしか出せない。でも、一緒に上がっていこうじゃないか」という“情”が入るだけでも印象は変わる。ある選手は交渉の結果、移籍を決めたと報告した席でこう言われたという。「そうか、それもプロとして当然の決断だな」。慰留の言葉は一切なく、彼は心の中で涙してクラブを去って行った。

そうした内情は所属選手だけでなく、オファーを受けた選手たちからクラブ外へと広がっていくものだ。昨年末、名古屋の選手たちには他クラブの選手から「名古屋は大丈夫なの?」という連絡が数多く入ったという。当然のことながら、出ていく主力選手に比べて移籍などでの獲得選手がなかなか決まらず、現場には不穏な空気が漂った。大卒の生え抜きで10年目を迎えた小川佳純は、そうした雰囲気にいち早く危機感を抱き、契約交渉の場で何度もクラブにその思いを訴えてきた選手の一人だ。「危機感なんて昨年末から持っているんですよ」と話し、その当時のやり取りをこう明かす。

「トゥさん(闘莉王)がいなくなって、他の選手もいなくなる。じゃあ誰が入ってくるんですかって契約交渉の場で聞いていたんです。決まってる選手はいるんですかって。オファーを受けたけど断った選手のことも知っていたし、危機感はそこからですよ。本当にこれで来年大丈夫なんですかって。成績が悪かったって言って選手の給料を下げて、モチベーションだって大丈夫なんだろうかってオレはずっと思ってたし、言っていたんです」

⇒なぜ名古屋グランパスは降格したのか?人災が招いた悲劇/コラム(Goal.com)

引用元: 移籍・レンタル・戦力外「ら」スレPart8198

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