1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/10/31(土) 21:18:18.24 ID:???*.net
球際や気迫で上回り、CKから先制点。"鹿島らしさ"が随所に出た。

 まずは選手たちに「おめでとう!」と言いたい。"鹿島らしさ"が随所に出た素晴らしいゲームだったし、スタンドから見ていて選手たちが本当に頼もしく感じた。

 リーグ戦ではここ何試合かゲームの入りが良くなかったけど、今日はみんなの気持ちがいつも以上にみなぎっているのを感じた。(金崎)夢生は全力でファイトしていたし、彼が前線で相手DFを背負いながらタメを作ってくれたからこそ、最終ラインを上げることができた。裏に抜け出して持ち味を発揮した(赤崎)秀平、パトリックを抑えた(昌子)源も良かった。選手それぞれが自分の役割をまっとうしたと思う。
 ガンバは相手の動きを見てゲームを展開する「リアクションタイプ」。試合のなかで、徐々にペースを上げていくチームだが、今日は鹿島が前半から飛ばして、アジャストさせなかった。その勢いの差は、球際でのパフォーマンスにも影響していたと思う。例えば、(柴崎)岳がヤット(遠藤保仁)に思い切り当たりに行ったシーンがあったように、個々がガンバの選手に対して激しくプレッシャーをかけていたし、球際や気迫で上回ったのが、試合を優勢に進める大きなポイントになった。

 正直に言えば、前半にあれだけ押し込んで、決定機も何回かあったなかで、無得点で折り返した時は、ゲーム展開的にどうなるのかなと少し心配もあった。ただ、後半のスタートも前半の勢いそのままにプレーできていたので、逆にゴールは時間の問題だという確信に変わった。
 実際、60分にCKから先制点が生まれたが、チームとしてセットプレーの時にもしっかりと集中力を保てていた。
ニアポスト付近にいたパトリックのところで撥ね返したかったガンバに対し、(山本)脩斗がニアで囮になって、中央へ走り込んだフリーのファン・ソッコがヘディングシュート。キッカーの(小笠原)満男も良いところを狙ったし、ファン・ソッコの動きも良かったけど、周りの動きも素晴らしかった。ニアとファー、そして真ん中と入り方のバランスが効いていたと思う。鹿島が優勝していた時は、ああいったセットプレーで点を取っていたから、あの頃を彷彿させるゴールだったと言ってもいいんじゃないかな。

中盤の攻防を制した(小笠原)満男は、「まだまだできる」と改めて感じた。

 それにしても、満男は身体が切れていたね。両チームのなかで最年長にもかかわらず、誰よりも多く走り、ボールを潰すところ、セカンドボールを拾うところ、攻守の切り替えを早くしていろんな局面に顔を出していた。
アシストという形で得点にも絡んでいるけど、それ以上に中盤の攻防で勝っていたのが大きかったと思う。
満男がMVPに選出されるほどの好プレーを見せたことで若手も引っ張られたところはあっただろうし、僕と同世代だけど、「まだまだできるな」と改めて感じたよ(笑)。

 今回でナビスコカップ優勝は6回目となった。自分もC.R.O.(クラブ・リレーションズ・オフィサー)としてチームに携わっているので、優勝は素直に嬉しい。2011、12年と連覇して以降、勝ち切れずにタイトルを獲れない年が続いたなか、若い選手たちが成長した姿を見せてくれたし、自信や勝負強さを含めて、今回の優勝がもたらしたものは大きいと思う。

 ただし、これで満足せず、リーグ戦でもステージ優勝の可能性がある限り(編集部・注/残り2試合で首位・広島との勝点差は3、得失点差は12)、残り2試合全力を尽くしてほしい。残り2試合で今日の内容を体現できれば、「鹿島に強さが戻った」と思ってもらえるだろうし、そうでなければ「まだまだだな」と思われてしまう。
続けることに意味があるのであって、本当の勝負はこれからだ。

 今回の優勝で感じたことを選手それぞれが今後の試合に還元してくれれば、チームはさらに進化していくと思う。
勝利の喜びをまた味わえるように、これからも優勝を目指してやっていってほしいし、今の彼らなら必ずやってくれると信じている。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151031-00010010-sdigestw-socc&p=2

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