1:Egg ★@\(^o^)/:2016/10/20(木) 13:32:40.25 ID:CAP_USER9.net
日本代表がロシアW杯アジア最終予選前半のヤマ場となる2連戦(ホームのイラク戦、アウェーのオーストラリア戦)を1勝1分けで終えた。1敗でもしたら監督解任となっていたかもしれない状況を考えれば、最低限の結果は出した。数字上はまだ挽回可能だ。

でも、残念ながら明るい材料は少ない。前回ブラジルW杯の最終予選では相手を圧倒して勝つ試合があったのに、今は1勝するのにあっぷあっぷの状態。相手にもリスペクトされなくなった。今後も苦しい戦いが続くだろうね。覚悟して見守るしかない。

●イラク戦(○2-1)
試合終了間際の山口の見事なゴールで勝利という結果だけはよかったけど、内容はひどいものだった。ホームで先制したのだから、焦らずに試合をコントロールして2点目を狙えばいいのに、相手のプレッシャーが少し激しくなった途端にミスを連発し、苦手なセットプレーから同点にされた。後半20分過ぎから中心選手の運動量が落ちるのも相変わらず。それまでグループ未勝利のイラク相手に、ホームであれだけ押し込まれるとは思わなかった。

●オーストラリア戦(△1-1)
立ち上がりに高い位置でボールを奪って、いい形で先制したのに、その後は自陣に引いてチャンスを待つ、プライドを捨てたサッカー。岡田監督のときの2010年南アフリカW杯を思い出したよ。

確かに、前線の選手も守備に体を張っていたし、よく我慢して引き分けに持ち込んだと思う。でも、逆に言えば、今の日本はそこまでやらないとオーストラリアから勝ち点を奪えないということ。過去、オーストラリアとの対戦では、たとえアウェーでもがっぷり四つに組んで、お互いが力を出し切っていた。それだけに、試合後にホッとした表情を浮かべる選手を見て寂しくなった。

「引き分けでガッカリした」という声をもっと聞きたかったね。少なくとも、アジアで1位を争うライバル同士の試合じゃなかった。

●気になった選手
所属クラブで試合に出ていない選手は、やっぱり今回も厳しかった。本田はオーストラリア戦で原口の先制点をアシストしたものの、2試合とも後半から足が止まった。いいときと比べれば50%ぐらいのデキ。岡崎はケガもあったけど、最終予選4試合で、まだ点を決めていない。今までは大事なときに必ず決めていたのに、今の彼は“らしく”ない。

そして、深刻なのは香川。オーストラリア戦でのシュートはゼロ。どこにいたの?という感じだ。確かに、ハリルホジッチ監督から守備の役割を多く与えられていたのは気の毒。指揮官は、彼の生かし方を理解しているとは思えない。でも、それにしても、自分の持ち味(=攻撃)を忘れちゃった印象だ。

そんな彼らとは対照的に原口は頼もしかった。運動量が多く、積極的な仕掛けで、相手にとって常に危険な選手になっていた。戦う気持ちも出せる。最終予選で3試合連続ゴールという結果も文句なし。ブンデスリーガ上位のヘルタ・ベルリンでちゃんと試合に出て、評価を得ているというのも納得。ハリルジャパンじゃなくて原口ジャパンといってもいいほど攻撃陣を牽引(けんいん)していた。

PKのシーンは軽率だったけど、あれだけ守備の負担が多いと判断を誤るシーンが出てくるのも仕方ない。今後もヘルタで頑張ってほしいし、日本は彼の勢いをうまく生かしたい。

>>2以降につづく

(構成/渡辺達也 撮影/ヤナガワゴーッ! 藤田真郷)
2016-10-20_14h18_33
週プレNEWS 10月20日(木)11時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161020-00073833-playboyz-socc
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