1: 2016/10/13(木) 17:34:17.41 ID:CAP_USER9
12日に終わったサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選グループリーグA組第4戦、韓国はアウェーでイランに0-1の負けを喫した。この敗戦でウリ・シュティーリケ代表監督率いる韓国は2勝1敗1分(勝ち点7)、A組3位になった。

 イランはくみしやすい相手ではなく、韓国が負ける可能性もある。事実、韓国は「アウェーの墓」と呼ばれるテヘランのアザディ・スタジアムで42年間一度も勝ったことがない。この敗戦で韓国のアザディ・スタジアムでの戦績は5敗2分になった。

 ジンクスの話を別にしても、サポーターたちと専門家の間では、シュティーリケ監督率いる韓国代表に対する危機説が広まっている。危機説が膨らんでいるのは、試合結果そのものよりも、期待されるレベルに達していない試合内容と、試合後に噴出した代表チームの不協和音が原因だ。韓国はイランを相手に90分間でシュート数「0(ゼロ)」という信じがたい結果を残した。0-1で敗れたのが幸いだと思えるほど、韓国は無気力だった。

 しかも、試合後の公式インタビューでは、代表チームの「不協和音」を思わせる言葉が飛び出した。シュティーリケ監督は「私たちにはカタール代表のセバスティアン・ソリアのようなストライカーがいないので、このようになったのではないかと思う」と言った。代表監督が敗因を選手たちのせいにしたのだ。また、「(選手たちが)自ら試合をよく分析して、どこに問題点があるのか批判的な視線で見なければならない。小さいころから多くの努力が必要なようだ」とも言った。この日のシュティーリケ監督は、現在そろっている条件で最大限の効果を引き出すべき代表監督ではなく、まるでチームのシステム上の問題を指摘するサッカー評論家や大学教授のような立ち位置で語っていた。

 シュティーリケ監督は6日のカタール戦終了後、サポーターやメディアからDFの不安などについて指摘されると「(私は)イランに行くべきではないようだ」と発言をした。一国の代表監督の口から出るとは思えないような発言が相次いでいるのだ。
選手たちが監督を信頼し、団結していれば、外部の批判に関係なくいつかはいい結果を出せるというものだ。だが、韓国代表チームの現状はそうとは言えない。イングランド・プレミアリーグで活躍しているソン・フンミン=トッテナム・ホットスパーFC=は監督のストライカー不在発言について、「(外国の)ほかの選手の名前を挙げてまで、(韓国の)選手たちの士気を…」「選手が足りないと言うなんて…。今も良い選手が多いと思いますよ」と慎重に言葉を選びながらも反発した。キャプテンの奇誠庸(キ・ソンヨン)=スウォンジー・シティAFC=は「外国人監督だから自分たち(韓国人)とは考え方がちょっと違う」と言った。

 こうした不協和音が広がると、シュティーリケ監督は記者懇談会を自ら要望し、「試合が終わったばかりの状況で、(自身の)感情のコントロールが容易でなかったと思う」と釈明した。

 そして、「西洋では批判もするし、時には悪く言うこともあるが、韓国は相互尊重という文化が根底にあるので、礼儀を守ることが多い。チームの大きなピンチをうまく乗り越えなければならない」と述べた。

 しかし、かなり前から韓国代表チームには「信頼の危機」が始まっていたという指摘もある。イラン戦の拙戦はその結果だという見方だ。代表選手の一部が国際大会で監督に「韓国にも別の戦術が必要だ」という意見を伝えたという話がサッカー界を駆けめぐっている。韓国代表たちが外部に「監督を信頼するのは難しい」と愚痴をこぼしたという話もある。

 あるサッカー関係者は「W杯アジア第1次予選時から『シュティーリケ監督率いる韓国は今後、強いチームと対戦したら問題が明るみに出るだろう』という内部報告があった」と語った。

 それでも、大韓サッカー協会は「今まで韓国がW杯に簡単に行ったことはなかった」「まだシュティーリケ監督の進退を論じる時期ではない」という考えだ。

 明知大学のシン・ムンソン教授は「練習時間が限られている代表チームでは何よりも信頼が重要だ。協会がこれまでの状況を徹底的に把握し、監督にフィードバックや警告をするべきだ」と語った。

 韓国は来月15日にA組2位のウズベキスタンとW杯最終予選第5戦をホームで行う。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/13/2016101300869.html 

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