1: 2016/10/09(日) 09:26:49.06 ID:CAP_USER9
 11日にロシアW杯アジア最終予選でオーストラリアと対戦する日本代表は8日、チャーター機で現地入り。午後からメルボルンで初練習を行った。

2戦連続のトップ下での出場が濃厚なMF清武弘嗣(26)=セビリア=は、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)が求める相手守備陣の背後への一発のパスにこだわりすぎずにやることが必要と強調。“脱ハリル”で強敵を撃破するプランを明かした。

 このままではオーストラリアは崩せない―。司令塔・清武なりに悩んだ末の答えだった。「“じらし”がない中で、一発の(相手守備へ)背後の数が多い。もう少しボールを出し入れして、相手が食いついて来たときに背後を突かないと」。

6日のイラク戦は「縦に速く」というハリル監督のコンセプトを選手が忠実にこなす余り、攻撃が単調になった。だからこそ、導き出した答えは“脱ハリル”。アジア王者のオーストラリアを倒すには、横パスをもっと効果的に使うバージョンアップが必要と痛感した。

 14年ブラジルW杯でトレンドになった「縦に速いサッカー」に、日本もアギーレ前体制以降から舵(かじ)をきった。ハリル体制ではそれが加速。実際、イラク戦でも前半26分に清武→本田→清武→原口と、縦に速くつないで先制点が生まれた。

「もちろん速い攻撃がいいとは僕たちも思う。ハマったら数本のパスでゴールにいける」と清武も話す。

 だが、イラク戦はそこに頼る余り、相手が守りやすくもしていた。「もっとボールを触ってリズムを作っていいとこもある」と清武。本田も「監督が考えることの比重が高すぎる」。2戦連続で先発濃厚なトップ下はワンパターンでなく、バリエーションを増やす。

 長身で体格の大きいオーストラリア戦へ向け、「デカいですし、デュエル(フランス語で決闘)も、もちろん必要。でも、デュエルを避けるというか、かわすのも考えないと」。

ハリル監督の指示を100%遂行するのではなく、いい意味の“脱ハリル”で相手に的を絞らせない。敵地での一戦は厳しい戦いになるが、清武が日本のビクトリーロードを切り開く。(恩田 諭)

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スポーツ報知 10月9日 6時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161008-00000300-sph-socc
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