1: Egg ★ 2016/09/22(木) 22:01:27.13 ID:CAP_USER9
ことあるごとに話題にのぼる久保建英。

以前はバルサに在籍し、現在もその才能をいかんなく発揮する久保には大きな注目が集まるが、
スペイン在住記者はその状況に警鐘を鳴らす。“日本のメッシ”とメッシと比較することもあるが、果たしてそのような重圧のかけ方は選手育成にとって健全なのか。
同様の騒動でかつては天才少年が苦しめられたことがあったのだ。(取材・文:山本美智子【バルセロナ】)

日本メディアに聞かれた「メッシになる可能性」
 
現在FC東京のU-18に所属し、U-16日本代表でも活躍する久保建英くんが日本ではずいぶんと話題になっているようだ。
15歳という年齢で“飛び級”し、U-18で既にプレー。中学生ながらトップチームで出場する可能性があるのだから、その才能が注目されるのはある意味当然なのだが、
本来、落ち着いて見守るべきの大人サイドがはしゃいでいるように見えるのが気にかかる。

「日本のメッシ」とマスメディアは煽る。だが、“メッシ”であることに伴う重圧や
“メッシ”という今世紀のサッカー史における最大の“奇跡”について、掘り下げるメディアは少ない。

スペイン在住の私は、「久保くんが次のメッシとなる可能性、バルサの10番を背負う可能性があると思いますか」、
という質問を日本メディアから何度か受けた。バルサの10番を背負える日は、あるいは来るかもしれない。

あの中田英寿ですらローマでトッティの控えのポジションから抜け出すことはできなかったのに、
イタリアの伝統あるサッカークラブ、ミランの10番を日本人選手が背負う日が来るとは、当時誰が予想しただろうか。

“シティ・グループ”を日本にも広げたマンチェスター・シティが日本人選手を獲得し、プレミアムリーグ優勝を飾れば、
そのチームメンバーに日本人選手が名前を連ねる可能性がある時代が来たのだ。
考えづらいとはいえ、伝統的なFCバルセロナの10番を日本人選手が背負うことだって、皆無ではないだろう。

だが、それと次世代メッシとなることは別だ。

(略)

現在15歳の久保くんの才能に疑いの余地はない。彼は順調に成長し、プロとして活躍するだろう。
だが、才能ある選手を早い時点から追いつめてはならない。温かく長い目で見守る環境ほど大切なものはない。

彼の選手人生はまだスタートラインにあり、人生には様々なことが起きうるのだ。
だからこそ、バルサの下部組織の哲学は「選手形成」ではなく、倒れた時に起きあがるための「人間形成」にあるのだ。

フットボールチャンネル 9月21日(水)10時49分配信   一部抜粋
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160921-00010022-footballc-socc&p=1

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