欧州サッカー観戦行脚のススメ…香川のマンＵ移籍で、現地サポーターから１時間説教食らう！

　いま欧州サッカーが熱い。２０１６－１７年シーズンの欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）１次リーグが１３日（日本時間１４日）に始まり、クラブ欧州一を目指し、各国リーグの強豪がしのぎを削っている。夜な夜なテレビで熱戦を見るのもいいが、ファンならばやはり一度は現地観戦をしたいところ。スタジアムで聞くアンセム（応援歌）に胸が高揚すること間違いなしだ。

　もし欧州でサッカーが見たいのなら、ＣＬのある週に行くのがオススメ。火曜、水曜でＣＬをはしご観戦し、土日で各国のリーグ戦を見る。リーグによってはＣＬの前後の週は月曜も試合が見られるところもあるので予算と日程、体力次第だが１週間で５試合見ることも可能だ。

　日本人選手の試合に合わせてプランを立てるのもいい。ホームはもちろん、アウェーでの応援も楽しいもの。日本人だと分かると声をかけてくれるサポーターも多く、１２－１３年シーズンのＣＬでドルトムント（ドイツ）が、記者が住んでいたマラガ（スペイン）に来たとき、ドルトムントのサポーターから「カガワ、カガワ」と街中で声をかけられ、コーヒーをごちそうになった。

　当時、日本代表ＭＦ香川真司（２７）はマンチェスター・ユナイテッドに移籍したシーズンで、同時に「なんで移籍した。『お前は移籍すべきじゃなかった』とカガワに言っておいてくれ」と１時間ほど説教を受けたのを覚えている。

　シャルケ（ドイツ）の試合でも声をかけられたが、ドイツではＤＦ内田篤人（２８）は「ウシダ」と発音するということで「ウッシダ、ウッシダ」とやたら言われ、「何で牛なんだ」と思ったことがあった。あとから発音のことを知り、納得だ。

　ＣＬに出るクラブは、そこでしか買えない大会出場を記念したグッズを販売。レアものもかなりあるので、オフィシャルショップに行くのを忘れずに。露天商も面白く、同ＦＷ本田圭佑（３０）の取材でモスクワにいったときは「逃走心」と書かれたＴシャツ（非売品）が飾ってあった。おそらく「闘争心」の間違えだろうと苦笑い。　

　ちなみにこのときは真冬の試合取材で、コーヒーが試合中に凍る“天然冷凍庫”状態。まさに逃げたくなる思いだった。冬の試合の観戦には寒さと戦える相当な格好と気構え「闘争心」が必要なので、十分にご注意を。（一色伸裕）



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160915-00000526-sanspo-socc