1: 2016/09/13(火) 23:27:34.03 ID:CAP_USER9
2位に7億円の大差をつけた香川 本田の市場価値は下落傾向

 2016-2017シーズンの欧州主要リーグが8月に順次開幕し、多くの選手が新天地を求める夏の移籍市場も閉幕した。今季も多くの日本人選手が海外クラブに所属し活躍しているが、ここでは主に各国の1部リーグに所属する選手43人を、ドイツの情報サイト「transfermarkt」が算出する推定市場価格を基にランキング化。日本代表の実力者が上位に名を連ねるなか、次世代の注目株も明らかとなった。

 1位に輝いたのは、ドルトムントMF香川真司だった。日本代表で10番を背負うアタッカーへの評価は依然として高く、推定市場価格は18億4000万円と2位に約7億円の大差をつけている。一方、日本代表で双璧を成すもう一人のエース、ACミランMF本田圭佑はかつて20億円近くの価値があったが、クラブで満足のいく結果を残せずに下落。8億500万円で3位に転落した。

 本田を抑えて2位となったのは、昨季移籍したレスターで奇跡のプレミアリーグ制覇に貢献したFW岡崎慎司で11億5000万円。30歳を迎えてもなお進化し続けるストライカーの価値は、過去最高の数値を記録している。

 このトップ3を追う存在として、4位タイの6億9300万円でインテルDF長友佑都と並んでいるのが、今季セビージャに移籍したMF清武弘嗣だ。リーガ・エスパニョーラ開幕戦でいきなり1得点1アシストをマークするなど、UEFAヨーロッパリーグ3連覇の強豪で自らの価値を高めている。スペインで継続的に結果を残していければ、トップ3に割って入るのも時間の問題だろう。

 その他トップ10には、ハリルジャパンの主力がズラリと並んでいるが、8位タイの3億4500万円に食い込んだのがザルツブルクの21歳FW南野拓実だ。リオデジャネイロ五輪に出場し、オーストリアリーグでも9月11日の敵地アドミラ戦で後半30分から出場して2ゴールと強烈なインパクトを残しており、さらなるステップアップを遂げる日も近そうだ。

評価を高めるリオ世代の俊英アタッカー

 同じリオ世代の注目株が、スイスで着実に結果を積み上げ2億3000万円で14位タイのヤングボーイズFW久保裕也と、今夏に広島からアーセナルに完全移籍し、ドイツ2部シュツットガルトにレンタルされたFW浅野拓磨だ。特に浅野は名将ベンゲル監督が「今後、数年かけて成長させていく」と才能に惚れ込んでおり、新天地で輝きを放てば1億7300万円(19位)の価値も急騰するだろう。

 20位以下では、ザンクトパウリで再起を期すFW宮市亮は、アーセナル時代に比べると市場価格は下がったものの、元日本代表のMF細貝萌らと同額の9200万円で27位タイ。今夏にジュビロ磐田からオランダへ渡ったヘーレンフェーンMF小林祐希は、7400万円で32位だった。異色の選手として注目は、2900万円で41位のトロントMF遠藤翼。JFAアカデミー福島一期生の遠藤は18歳で渡米し、16年2月に日本サッカー史上初となるMLS一巡目指名を受けてトロント入り。3月の開幕戦でスタメン出場を果たすと、PKを獲得して勝利に貢献するなど存在感を放った。
 
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