1: 2016/09/13(火) 17:23:28.54 ID:CAP_USER9
ヨーロッパリーグ王者として16/17シーズンのチャンピオンズリーグに臨むセビージャ。ホルヘ・サンパオリ新監督のもと、ユベントスなどが入ったグループを勝ち抜くことはできるだろうか。リーガエスパニョーラ第3節は疲労を考慮されメンバー外となった清武弘嗣も、CL初戦となるアウェイでのユベントス戦では先発起用が予想されている。(取材・文:ロシオ・ゲバラ【セビージャ/マルカ】、翻訳:フットボールチャンネル編集部)

リーガ開幕3試合で勝点7を獲得

 改善すべき点もあるが、イムノの歌詞にもあるように「決して諦めることはない」。ホルヘ・サンパオリのセビージャは、代表戦による中断を終えて仕事を再開した。

 再開初戦は本拠地サンチェス・ピスファンで、ラス・パルマスに対して逆転勝利。今まさに選手としてのキャリアの絶頂期を過ごしているビトロの投入が鍵となった。現在のスペインサッカー界の“時の人”であり、フィジカルコンディションが良ければこのチームで常にプレーするべき存在だ。

 日本への長旅から戻ってきたばかりで疲れており、練習にも参加できなかった清武に、指揮官は休養を与えた。背中の違和感を引きずるビエットは間に合わず。ナスリからは意欲が感じられたが、ガンソはほとんど何もなかった。

 リーガ開幕から3試合を戦い、勝ち点9のうち7を獲得できているというのは素晴らしい結果だ。サンパオリは「多少の不正確なプレーもあるが、チームは常に前へと向かっている。私は何の疑いも抱いていない。ファンが考えていることはファンの間での話だ。チームは良い試合をすることもあれば、悪い試合をすることもある」と語っている。

 今後は試合が連続する日程が待ち受けており、アルゼンチン人指揮官のプロジェクトが試される数週間となる。その第一歩は、トリノでのユベントス戦だ。今週水曜日には再びチャンピオンズリーグのアンセムが響き渡り、アルプスのふもとのスタジアムで欧州最大の大会が幕を開ける。戦いの炎が点火され、過去の記憶も蘇ってくる。


EL制覇を成し遂げた地、トリノ

 セビージャにとってトリノは、2014年5月14日にベンフィカを下してヨーロッパリーグ王者に戴冠した場所だ。エメリ前監督率いるチームが3年連続で獲得したタイトルの1つ目だった。ワルシャワ(対ドニプロ)とバーゼル(対リバプール)がその後に続いた。

 初めてユベントス・スタジアムを訪れたその試合から、現在までチームに残っている選手はわずか4人。今季の第1キャプテンから第4キャプテンまでを務めるイボーラ、ニコ・パレハ、カリーソ、ビトロの4人だ。

 セビージャはその1年4ヶ月後にもトリノを再訪した。ワルシャワでの勝利によりチャンピオンズリーグ出場権を手に入れ、抽選によりグループステージでユベントスと対戦することになったためだ。

 マンチェスター・シティとボルシア・メンヒェングラッドバッハも含まれたグループを突破できなかったセビージャだが、フェルナンド・ジョレンテが古巣相手にヘディングで決めた1点に助けられて3位は確保し、戦い慣れた大会へと移ることができた。そして三季連続で王者となった。

 前回の訪問から1年も経たずして、セビージャは水曜日にまたもトリノのスタジアムに足を踏み入れる。昨年の対戦はモラタとザザのゴールにより敗戦。ディバラが強く輝きを放った一戦だった。今回は、セリエA開幕から3試合で3得点のイグアインが牙を研いでセビージャを待ち構えている。

 サンパオリはメンバーをローテーションすることになりそうだ。GKはシリグがデビューを飾るかもしれない。セルヒオ・リコは好セーブでチームに勝ち点をもたらしているが、指揮官はGKを使い分ける可能性を示唆していた。チームに幸運をもたらすビトロも、清武も先発することが予想される。ビエットの回復が間に合わなければ、最前線には引き続きベン・イェデルが置かれることになる。
 
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