1: 2016/08/21(日) 12:51:15.31 ID:CAP_USER9
リオデジャネイロ五輪サッカー男子決勝で20日、ブラジルがPK戦の末、ドイツを下し、悲願の金メダルを獲得した。PK戦の最後のキッカーとして、ネットを揺らした主将のネイマール(バルセロナ)はしばらく、ピッチに顔を伏せたまま動かなかった。

 「人生で起こったことの中で最高の出来事だ。それだけだ。これで彼らは前言を撤回しなければならないだろう」

 1988年ソウル五輪のロマ-リオ、1996年アトランタ五輪のロナウド、リバウド。ロベルト・カルロスも届かなかった金メダル。2000年シドニー五輪、2008年北京五輪と2度五輪のピッチに立ったロナウジーニョも成し遂げられなかった。

 サッカー王国ブラジルが誇る歴代スター選手が手にできなかった栄誉を勝ち取ったネイマールを、AP通信は「ブラジルに金メダルをもたらすことができなかったスターの長いリストに加わることを免れた」と評した。

 前回ロンドン五輪では決勝でメキシコに敗れた。地元開催だった2014年ワールドカップ(W杯)準決勝ではドイツに1-7という屈辱的なスコアで負けた。

 南米選手権のメンバーから外れ、オーバーエージ枠でのリオ五輪出場が決まった時、ネイマールは五輪の金メダルを「誰よりも強く求めている」と決意を語っていた。

 おそらく、ネイマールの心の中では途中から、金メダルを渇望する気持ちに加え、もう一つのモチベーションが芽生えていたに違いない。

 南米選手権のさなか、人気歌手らとパーティーに興じる私生活が報じられ、批判を浴びた。日本代表監督も務めたジーコ氏からは1次リーグ第2戦のデンマーク戦を前に、「われわれのチームの主将は、主将であるべきではない。サッカーのことだけ心配しているべきなのに、まったく逆だ」とこき下ろされた。

 ピッチの中と私生活は切り離して評価すべき、と反論してきた。批判を見返すためにも、どうしても金メダルが必要だった。決勝では先制の直接FKを決め、ブラジル全土が見つめる中、PK戦の最後を飾った。試合後のコメントで口にした「彼ら」とは、自分を批判してきたブラジルメディアやジーコをはじめとするブラジルサッカー界に他ならない。

 ネイマール頼みと批判されたチームは、決勝で結束した。皮肉にも「ブラジルはいつも最後に一つになる」というジーコの言葉が、現実のものとなった。(五輪速報班)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160821-00000526-san-spo  

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