1: 久太郎 ★ 2023/08/02(水) 11:22:54.95 ID:RqdP7ron9
日本が苦しめられてきた「高さ」という武器
なでしこジャパンがラウンド16で対戦するノルウェーは、第2回の女子世界選手権(現・女子ワールドカップ)を制した古豪だ。現在のFIFAランキングでは12位で、11位の日本の下に位置する。

 指揮を執るのは、ヘーゲ・リサ監督。なでしこリーグの前身・日本女子サッカーリーグ時代に、日興證券女子サッカー部ドリームレディースでプレーした経験がある。東京五輪の時は、イングランドを中心としたイギリス代表チームの監督として、日本と相対した。

 選手では、しばらく代表活動から離れていた、女子バロンドール獲得者の14番のアーダ・ヘーゲルベルグが加わったが、グループステージ(GS)初戦のあとは出場していない。第3戦のフィリピン戦では、その代役を務める22番のソフィー・ローマン・ハウグが、相手ゴール前の制空権を確保。そして、左右から上がるハイクロスに合わせてチャンスを量産し、ハットトリックを達成している。

 フィリピンのサイドを攻略して、クロスの発射台になっていたのが、18番のフリーダ・マーナムと、20番のエミリエ・ボスハード・ハーヴィ。守備陣にハイボールだけに意識を集中させると、10番のキャロライン・グラハム・ハンセンが切り込んでくる。

 グラハム・ハンセンは、マーナムとポジションを入れ替えて右サイドに張る時間帯もあった。8番のヴィルデ・ボー・リサが、最終ラインの前でアンカーとしてボールを左右に散らしていた。

 ディフェンスは4バックで、要となっているのが6番のマレン・ネーヴダル・ミェルデ。フィリピンが前にかけてくる時間帯は、自陣深めでボールを回し、相手の陣形を間延びさせていた。

 監督会見では次戦の相手をスペインと想定した質問が出ていたが、ミュルデ自身は「スペインも、日本も、同じように良いチーム。何が起こってもおかしくはない」とミックスゾーンで答えていた。

 第2戦を終えた時点ではグループAの最下位に沈むなど、薄氷のGS突破。右サイドバックを務める13番のテア・ビエルデが、相手のハードコンタクトで負傷し、杖のサポートを受けながら会場を後にしていた。そうしたダメージは残っているが、「高さ」という、過去のなでしこジャパンが苦しめられてきた要素を持つだけに軽視できない。

 日本としては、パスの出所を叩くのか、以前よりも高さを増した最終ラインで弾き返すのか、仕事をするスペースを消すのか。負けたら終わりのノックアウトステージで、なでしこジャパンの新たな戦いが始まる。

取材・文●西森彰(フリーライター)

https://news.yahoo.co.jp/articles/53fc1d1664f95579fcce4b959e6a84c2e70fb6c0






999: 風吹けば名無し 2099/01/01(月) 00:00:0.017 ID:sakarabo1999



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