◆日本代表◆“浦和レッズ・ベース”がハリルジャパン強化の近道か?
1: 名無しさん@架空です 2015/10/25(日) 16:54:09.51 ID:???*.net
![no title](http://livedoor.blogimg.jp/kurrism/imgs/2/d/2dc1f440.jpg)
10月シリーズの連戦(シリア戦、イラン戦)で久しぶりに代表活動に参加した柏木は言った。「ダイレクトパスが少な過ぎる」と。
確かに、シリア戦とイラン戦での日本のパフォーマンスは内容的に不満が残った。思うようにパスがつながらず、テンポのいい攻撃は数える程度……。連係不足が低調なパフォーマンスに終わった原因のひとつだった。
いわば寄せ集め集団の代表チームに、優れた組織力を求めるのは酷な話だ。ハリルホジッチ政権は今年の3月に発足したばかりで、十分な練習をこなしていない。当のハリルホジッチ監督も「時間が足りない」と嘆いているのが実情だ。
そう考えると、やはり頼るべきは欧州組ではなく“Jリーグのクラブ”ではないだろうか。
FC東京とのアウェーゲーム、とりわけ前半に、ハリルホジッチが標榜するサッカーを展開していたのが浦和だった。“縦に速く”、そして“パスを軽快につなぐ”スタイルは、現代表のベースになるべきものではないだろうか。
リベロのように振る舞う阿部が入れた縦パスを、柏木や武藤がダイレクトに叩き、サイドの宇賀神や関根に展開。そして敵陣深くまで切り込んだ宇賀神か関根が躊躇なくクロスを上げて、CFのズラタンや2シャドーの武藤や興梠がそれに合わせようとする。
柏木が「ダイレクトパスが少な過ぎる」とコメントするのも無理はない。前半にFC東京の守備網を引き裂いた浦和のサッカーを見て、素直にそう感じた。
「運動量が落ちた」(ペトロヴィッチ監督)後半はやや守備が乱れて最終的に押し込まれる展開となった。とはいえ、この日の浦和のクオリティは十分に高かった。
サイドからの崩しあり、ミドルありと、どこからでも点が取れる柔軟性を示し、今季ここまでJ1で最少失点のFC東京から4ゴールも奪ったのだから、間違いなく「クオリティが高かった」と言える。
なかでも素晴らしかったのは柏木だ。危険な位置で無駄にボールを持たず、テンポよくパスを回して攻撃にリズムを作り出していた。
そしてシャドーの武藤も、その柏木との連係から華麗なミドルを突き刺し、さらに守備の局面でもハードワークしていた。9月、10月の代表活動に彼が招集されなかったのが不思議でならない。
◆浦和のサッカーはアジア攻略のヒントになるはずだ。
そんな柏木と武藤に加えて、GKの西川、CBの槙野、ウイングバックの関根や宇賀神らをベースにして、欧州組の個の力を融合させるやり方が、もしかすると代表強化の近道と言えるのかもしれない。
なぜなら、ブラジル・ワールドカップを制したドイツ代表がバイエルンを基盤にしたチーム作りをしているように、世界にはひとつのクラブをベースに代表強化に取り組む国があるからだ。
同じクラブでプレーする選手が少ない現代表のスタメン(シリア戦で言うと、西川=浦和、長友=インテル、槙野=浦和、酒井高=ハンブルク、吉田=サウサンプトン、香川=ドルトムント、山口=C大阪、長谷部=フランクフルト、本田=ミラン、原口=ヘルタ、岡崎=レスター)を見れば、チームプレーを求めるのが困難なのが多少なりとも分かるだろう。
少し話は逸れるが、代表でいまひとつ凄みに欠ける香川を輝かせたいのなら、その香川を“王様”にしてチームを作るべきだ。個の巧さではなく、幹となる香川との相性をなにより重視して、枝葉となりうる選手を選ぶ。現実味には乏しいが、そういうやり方もひとつの手法としてあるということだ。
特殊なサッカーをする浦和の選手たちを、代表チームに組み込みにくいという発想は捨てたほうがいいかもしれない。むしろ、連動したダイレクトプレーでチャンスを作り出す浦和のサッカーに合う選手たちを選ぶべきではないか。
引いて守る戦い方は十八番だったFC東京の守備網を、第1ステージでもズタズタに引き裂いた浦和のサッカーは、日本がアジア予選を勝ち抜くうえで大きなヒントになるはずだ。
理想論かもしれない。とはいえ、守りを固めてきた相手を攻略する手段として、浦和の選手をベースとしたチーム作りは試す価値があるのではないだろうか。
FC東京×浦和戦を視察したハリルホジッチ監督は、果たして11月シリーズにどんなメンバーを招集するのか、注目したい。
⇒浦和】“レッズ・ベース”がハリルジャパン強化の近道か(サカダイ)
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