1: 2016/08/09(火) 20:16:22.65 ID:CAP_USER9
7月20日、テレビのニュース番組やスポーツ各紙を「Jリーグ初の長期大型契約! 約2100億円」「英メディアグループが10年間の放映権を獲得」といった派手な見出しが飾った。しかし、相手が日本では馴染みの薄い英国企業ということもあり、戸惑った人も多かったのではないだろうか。「DAZN」(『ダ・ゾーン』と読む)は、一体どのようなバックボーンを持ち、何をしようとしているのか。

オフィスはスタジオを兼ねている。海外の試合に日本語アナウンスや解説を加えるための制作&オーディオブースがずらりと並ぶ

●この夏にサービスを開始するスポーツ専門動画配信サービス

 DAZNを運営するのは、英Perform Group(パフォームグループ)の日本支社、Perform Investment Japanだ。Perform Groupはスポーツに関連する映像製作や放映権ビジネス、スポーツ関連メディアを展開している国際的な企業グループで、日本でもNBAの公式情報サイト「NBA JAPAN」(NBA.co.jp)やサッカー専門サイト「GOAL」を提供している。ただし、映像製作についてはB2B(企業間取引)が中心で、「DAZN」でコンシューマービジネスに新規参入することになる。

 「DAZNは、この夏から日本とドイツ、オーストリア、スイスの4カ国でスポーツ専門の映像配信サービスを開始します。現在、日本でスポーツを見たいと思えば、CS/BSなどの有料放送で『××パック』に加入する必要があるなど、サービスや料金体系が複雑でした。しかしDAZNは、HuluやNetflixのようなシンプルなメニューで、いつでもどこでもスポーツを観戦できるようにします」(Perform Investment Japanパブリシティマネージャーの中野朋子氏)

 視聴できるスポーツは多彩かつ豊富。JリーグではJ1、J2、J3の全試合をカバーするほか、ドイツの「ブンデスリーガ」、バレーボールの「Vリーグ」などもライブ中継もしくはオンデマンドで全試合を視聴できることが決定している。現在はスポーツならジャンルを限定することなく世界中で放映権契約を進めているところで、「サッカー、野球をはじめ、テニス、バスケットボール、ラグビー、総合格闘技、モータースポーツなど圧倒的な数をライブ(生中継)とオンデマンド(録画を好きな時間に試聴)でお届けします」(中野氏)。国内、海外の試合を含め、年間6000以上のゲームがDAZNで視聴できるようになるという。
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