1: 久太郎 ★ 2023/05/15(月) 16:41:04.71 ID:IWqyGuZ69
 1993年の開幕節で、鹿島FWとして名古屋から2得点を挙げ、5―0の勝利に貢献したブラジル人のアルシンド氏(55)がJリーグ30周年記念試合に合わせ、スポーツ報知にメッセージを寄せた。抜群の得点力、明るい性格、独特なヘアスタイルで人気者となり、かつらのCMに起用され「トモダチナラ、アタリマエ~」の決めぜりふも流行語となった同氏が、自身の人生を変えたJリーグ時代を振り返った。

 Jリーグ30周年、おめでとうございます! 時間がたつのは本当に早いね。僕も、あの頃は長髪だったのに、今はもうほとんど髪がない。今こそ、かつらが必要なんだ。またCM出演のオファーをくれないかな(笑い)。

 鹿島に入ったのは、尊敬するジーコに誘われたから。子供時代から大ファンで1980年代後半、フラメンゴでは一緒にプレーした。僕にとっては神様のような存在で、断れるはずがない。日本のサッカーのことはほとんど知らなかったけれど、ジーコとサントス(当時、鹿島)に教えてもらった。

 開幕節の名古屋戦のことはよく覚えている。ジーコがハットトリック、僕が2得点を決めて5―0と大勝したんだけど、日本のメディアで報道されたのはジーコのことばかり。でも、6月の名古屋とのアウェーではジーコが欠場し、今度は僕がハットトリックを記録して勝った。この日を境に、僕の人生が一変した。朝起きると、自宅の周りをファンが取り囲んでいた。どこへ行ってもサインと写真を求められ突然、大スターになっていたよ(笑い)。

 かつらのCMに出演したのも、良い思い出だ。「トモダチナラ、アタリマエ~」の決めぜりふ、実は僕が作ったんだ。GKの古川(昌明)がポルトガル語がわかったので、「『どういたしまして』は日本語でなんて言うの?」と聞いたら、その答えが「トモダチナラ、アタリマエ~」だった。その語感が気に入って口癖にしていたら、CM制作会社の人が「これは面白い」と。「アルシンドになっちゃうよ」は、制作会社の人が考えたんだけどね。

 日本でプレーした約4年は、僕の15年の現役生活の中で最も輝いた時間じゃないかな。日本のファンには、とても感謝している。2000年の現役引退後は、ブラジル南部で農場を経営している。こちらではJリーグのテレビ中継はないが、インターネットでいつも情報を追っている。日本代表の試合は、よく見るよ。

 今はJリーグから多くの優秀な日本人選手が育ち、欧州でも活躍しているのを見て、僕もうれしい。日本代表も、今ではW杯の常連で好成績を上げている。これも、Jリーグという基盤があるから。これからも、Jリーグと日本サッカーがますます発展することを願っているよ。(元鹿島FW・アルシンド)

 ◆アルシンド・サルトーリ(Alcindo Sartori)1967年10月21日、ブラジル生まれ。55歳。93年に鹿島加入。同年22得点を挙げ、第1ステージ優勝に貢献した。独特なヘアスタイルでカズ、ラモスらをしのぐ人気者となり、アデランスのCMにも出演。V川崎(現東京V)などでもプレーし、Jリーグ通算125試合79得点。現在はブラジルで農場を経営。現役時は175センチ、77キロ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0e3e65f3176319b52670b5a004b2577023976f03

海辺で夫人と記念撮影するアルシンド氏(提供写真)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e3e65f3176319b52670b5a004b2577023976f03/images/000





999: 風吹けば名無し 2099/01/01(月) 00:00:0.017 ID:sakarabo1999



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