1: 名無し@サカサカ10 2023/03/26(日) 04:30:33.54
WBCはサッカーW杯を超えた…視聴率から読み解く、オワコンといわれた野球中継の“課題と光”
2023年03月24日

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で劇的な優勝を果たした侍ジャパン。おかげで視聴率も大爆発した。
1次リーグから決勝まで、世帯視聴率は全試合で40%を超えた(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)。野球中継はオワコンどころか再びサッカーを超えたとの声もある。

 侍ジャパン全試合の視聴率は以下の通りだ。

画像:WBC2023の視聴率
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◎1次リーグ
9日(木)19時~:対中国【8-1】TBS 世帯41・9%/個人27・1%
10日(金)19時~:対韓国【13-4】TBS 世帯44・4%/個人28・9%
11日(土)19時~:対チェコ【10-2】テレ朝 世帯43・1%/個人28・7%
12日(日)19時~:対豪州【7-1】テレ朝 世帯43・2%/個人28・7%
◎準々決勝
16日(木)19時~:対イタリア【9-3】テレ朝 世帯48・0%/個人31・2%
◎準決勝
21日(火・祝)8時~:対メキシコ【6-5】TBS 世帯42・5%/個人26・8%
◎決勝
22日(水)8時~:対アメリカ【3-2】テレ朝 世帯42・4%/個人24・3%

 最高視聴率は16日の準々決勝、対イタリア戦の世帯48・0%、個人31・2%だった。民放プロデューサーは言う。

■占拠率は9割!

「決勝の数字が低かったのは、平日朝7時からの放送(試合は8時から)だったせいでしょう。それでも42・4%を取ったのには驚きました。
個人視聴率は24・3%で、占拠率はなんと89・2%でした。これらの数字は放送された223分間の平均値ですから、テレビ接触率はほぼ100%と見ていいでしょう。
平日の朝というのに、サラリーマンは出社せずに在宅に切り替えたのか、学生は学校をサボったのか、どうやって観戦していたのか想像してしまいますね」

 準決勝と決勝は、その日の夜に再放送までされた。

「TBSが夜にダイジェスト版を再放送しましたが、準決勝は19・8%(個人13・1%)、決勝は22・2%(個人14・0%)を記録しました。準決勝の生中継はもともとTBSでしたが、決勝はテレ朝。
そのためTBSは、実況に自社の新タ悦男アナを使い、解説には上原浩治と槙原寛己を起用した中継映像を録画し、それを編集して再放送しました。
日本の優勝を信じて放映権を獲得していたからこそできた“緊急放送”でした。それにしても、これだけ見てくれた人がいると、“プロ野球はオワコン”“テレビ離れ”なんて誰が言った?という感じですね」

画像:WBCとサッカーW杯 最高視聴率の比較
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世帯48.0% 個人31.2% コア層20.0% C層17.0% T層17.5% F1層16.3% M1層17.8% F2層25.3% M2層20.0% F3層42.4% M3層46.5% 2023/03/16 テレ朝 WBC対イタリア戦
世帯42.9% 個人30.6% コア層25.0% C層24.1% T層23.7% F1層18.3% M1層19.0% F2層29.6% M2層29.7% F3層33.8% M3層40.2% 2022/11/27 テレ朝 W杯対コスタリカ戦

※コア層=13-49歳男女、C層=4-12歳男女、T層=13-19歳男女、F1層=20-34歳女性、M1層=20-34歳男性、F2層=35-49歳女性、M2層=35-49歳男性、F3層=50歳以上女性、M3層=50歳以上男性

 WBCは特にF3層(50歳以上の女性)が見ていた、といった報道もある。

■若い視聴者が野球を楽しんだ

「確かにイタリア戦は、男女とも3層は40%を超えていましたから実際そうなのでしょう。しかし、コア層(13~49歳の男女)の視聴率も20・0%を記録しました。これがどういう数字かといえば、
同じ週のWBC以外のコア層トップは『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)の7・1%で、ほぼトリプルスコア。昨年大ブームを起こしたドラマ『silent』(フジテレビ)でもコアは5・3%とWBCの4分の1に過ぎません。
また、2層(35~49歳)の男女を比べると、男性(20・0%)よりも女性(25・3%)のほうが高かった。しかもこれは、全試合に共通したことでした。
女性視聴者が多いことはスポンサーにとっても喜ばしいことであり、野球のみならずテレビ局としてもオワコン脱出のいい兆しが出てきたと見ていいでしょう」


デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/03241354/?all=1
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