1:YG防衛軍 ★@\(^o^)/:2016/08/02(火) 14:45:11.62 ID:CAP_USER9.net
「グアルディオラ監督が、こう言うんだ。『もしMFを11人起用できるのなら、彼らでチームを編成する』とね。中盤の選手には信じられないことなんじゃないかな。ただ、これまで以上に得点チャンスが増えるだろうから、来季はストライカーがたくさんゴールを挙げるはずさ」

こう言って目を輝かせたのは、フランス代表でマンチェスター・シティ所属のSBガエル・クリシーである。

シティでは、バルセロナとバイエルン・ミュンヘンを国内王者に導いたジョゼップ・グアルディオラが新監督に就任。オーナーグループを務めるアブダビ系王族が、そのペップ(グアルディオラの愛称)の招聘を画策し始めたのは2012年の春のことで、半年後にはチキ・ベギリスタイン(現スポーツ・ディレクター)と、フェラン・ソリアーノ(現チーフ・エグゼクティブ)のふたりを迎えた。両人ともバルセロナ在籍時代にグアルディオラを支えた”参謀”であり、このときからシティ首脳陣は「ペップ招聘」を虎視眈々と狙っていたのだ。つまり、彼らにとって4年越しの夢が実現したことになる。

そして、正式就任から約1ヶ月──。グアルディオラは早くも大きな変化をもたらしているようだ。先述のクリシーは続ける。

「GKはこれまで以上に足もとでのプレーが求められるし、センターバックもさらなる成長が必要だ。(自身のポジションである)サイドバックも、これまで以上に重要度が増す」

「過去8~9年で、監督はありとあらゆるタイトルを獲得し、僕らが見てきたフットボールの定義さえも変えた。MFをセンターバックとして起用したのは、おそらくペップが初めてなんじゃないかな」

「サッカー選手として、彼と一緒に仕事ができるのは幸運なこと。これまでの実績は『素晴らしい』のひと言さ。これから長い間、人々の記憶に残るような偉大な指揮官だろうね。そして、シティにも新しいシステムを持ち込もうとしている。バルセロナやバイエルンで見せてきた魅力的なフットボールをね」

一方、スペインとドイツを渡り歩いてきたグアルディオラとしても、イングランドは「最大の挑戦」(英メディア『スカイ・スポーツ』)になる。下位クラブには激しいフィジカルバトルを挑まれ、これまで以上にロングボール攻撃を受ける数は増えるだろう。

しかも、マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任した当時のルイス・ファン・ハールが「選手の脳を鍛えることから始めなければ」と漏らしたように、欧州各国に比べるとサッカーIQや戦術理解度が低いとされる英国系選手を教育していく必要もある。ポゼッションサッカーと高度な戦術をチームに浸透させ、競争の激しいプレミアリーグを勝ち抜くという難題に挑むことになるのだ。グアルディオラも決意を語る。
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