1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/07/03(日) 19:05:18.46 ID:CAP_USER9
パナソニックの営業マンからサッカーJ1、ガンバ大阪の社長に転じた山内隆司さん(59)。寄付や助成金で総事業費約141億円をまかなった新本拠地「市立吹田サッカースタジアム」が今春稼働し、さらなる発展が期待されるクラブのかじ取り役を担う。ガンバ大阪をいかにしてアジアに冠たるビッグクラブへと導くのか。組織のトップとしての経営哲学や今後の青写真を聞いた。(細井伸彦)

 --就任から約2カ月が過ぎました

 スポーツエンターテインメントの世界に来てみると、メーカー時代とはお会いする方々もビジネスの規模もまったく違う。毎日がワクワクドキドキで、充実した日々を過ごさせてもらっています。

 --パナソニックでは主にどんな分野を歩まれたのですか

 人事にいた1年半をのぞき、電子部品の営業をやってきました。2銭や3銭といった細かい単価の積み重ねが、年間で1兆数千億円という規模になる。最後は営業部門の責任者を任されました。

 --組織のトップとして心がけていることは

 ベタな話ですけど、商売で大事なのは人気と元気と根気やと。営業の責任者のとき、『小学生への訓示みたい』といわれても変えませんでした。営業の仕事は、あの人に任せておけば大丈夫、という信頼関係が得られるかどうかにかかっている。それにはハートが必要。私の哲学はそこにあります。

 《就任以降、ホームでの公式戦で3連敗。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も1次リーグ敗退に終わった》

 --なかなかホームで勝てず、もどかしさがあったのでは

 負けた試合の後は、悔しくて朝まで寝られないですね。目をつむると相手の得点シーンが繰り返し思い出されて。選手とともに戦っているんだなと実感しているところです。(就任後に)ホームで初めて勝ったジュビロ磐田戦は涙が出るほどうれしかったですね。

 --前任の野呂輝久社長からバトンを引き継ぎました。山内社長に託されたミッションは

 ガンバ大阪がこだわる攻撃的で魅力的なサッカーを展開し、このスタジアムを常に観客でいっぱいにすることですね。風呂敷を広げるなら、ここを聖地にして、ガンバ大阪のサッカーを世界に発信したい。欧州ではサッカーを中心に文化が回り、ビッグクラブの年間チケットはあっという間に売り切れる。相当長い道のりになると思いますが、そこが目標かな。

 --集客のアイデアは

 スポーツエンターテインメントである以上、チームが強くないとだめだと思います。一方でスタジアムをどう演出していくかも考えていかなきゃいけない。リプレーばかり流すのではなく、映像と音響、LED照明を駆使して、他のスタジアムよりもはるかに迫力があって楽しいと感じてもらえるよう、演出力を高めていきたい。

 《2度目のアジア制覇を目指すガンバ大阪。育成型クラブとしての理念を掲げつつ、目標に向けて思い切った投資も必要と説く》

--ACLでは近年、資金力に勝る中国のクラブが躍進しています

 ACLで戦った上海上港は前線3人の年俸総額が37億円といわれます。そういうチームと戦うには、それなりのタレントが必要になってくるのは逃れようのない事実。セレッソ大阪さんが以前、(ワールドカップMVPの)ディエゴ・フォルラン選手を獲得したことがありましたが、大きなインパクトを集めた勇気あるディシジョンだったと思う。投資をしなければ活力は生まれない。世界の市場にも目を配りながら、勝負すべき時期が来れば決断しなきゃいけないと思っています。

 --エースの宇佐美貴史選手は、ドイツ1部アウクスブルクに完全移籍することが決まりました

 宇佐美選手はアカデミーから育った特別な選手で、ガンバ大阪の宝です。戦力的には痛いですが、彼にとっては人生における素晴らしいチャレンジ。喜んで送り出したい。欧州で成長し、FIFAバロンドール(世界年間最優秀選手)を獲得するような選手になってほしいですね。

http://www.sankei.com/west/news/160703/wst1607030012-n3.html

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