1: 2022/02/10(木) 12:19:00.33 ID:CAP_USER9
Jリーグ2022開幕特集

 2012年から、テレビ放送を利用したアジア諸国での露出拡大を図ってきたJリーグ。現在ではアジアにとどまらず、ヨーロッパやアフリカを含めた多くの国で視聴が可能になったという。昨年6月のJリーグの発表によれば、昨シーズンはインドやバングラデシュなどが新たに加わり、全世界で60を超える国・地域での放映が実現されることになった。

 Jリーグの海外での放送といえば、パイオニア格はブラジルだろう。開幕時には、とにかく自国のビッグネームが見られると、多くの試合が「TVカルチャー」「TVマンチェーチ」「TVバンデイランチス」といった地上波で生中継されていた。

 こうした状況が10年くらい続いた後、「FOX TV」や「ESPN」が権利を獲得して放送する時代が続き、2020年は「DAZN」がいくつかのJリーグの試合を配信していた。しかし、「DAZN」の契約金はブラジル人にとってはかなり高額で、金を払ってまで見ようという人は少なかった。

 なによりJリーグ自体が変わってしまった。現在のJリーグにもブラジル人の選手は在籍するが、ほとんどはブラジルで知名度のない選手だ。だから今、ブラジルの人々の間でJリーグが話題に上ることはほとんどない。ジーコが日本を去った今季、Jリーグの情報はもっと少なくなるだろう。

 実は現在、日本の試合を見られる可能性があるのは「イレブンスポーツ」というかなりマイナーなストリーミングサイトぐらいだ。時折り思いついたように、いくつかの試合がアップされる。このサイトではなぜか関東フットサルリーグや北信越フットボールリーグといったものも放送されている。とにかくJリーグの試合をブラジルで見るのは、今日ではかなり難しくなってしまった。

 これは非常に残念なことではあるが、ポジティブな面もあると現地のジャーナリストは言う。「草創期のJリーグは引退間近のスター選手をかき集めた興行だと思われていた。現在の状況は、Jリーグがもうただの見世物ではなく、本物のサッカーのリーグになったという証拠。かつてのスター頼みではない、優秀な日本人による日本のリーグになったのだろう」と言うのだ。

スポルティーバ 2/9(水) 10:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/3392823868da87be43ad91f36d85ba31f32abb03

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【スペインはイニエスタを忘れない】

 ちなみにブラジルで最も名の知られているJリーグのチームは、もうこれは間違いなく鹿島アントラーズだ。ブラジルサッカー界の英雄ジーコが深く長くかかわり、ジョルジーニョ、レオナルド、ビスマルクなど、名の知れた選手が多く所属した。

 第2位は東京ヴェルディ。ブラジルでは昔のヴェルディ川崎の名前のほうがポピュラーかもしれない。理由は、プロ化する前からブラジルと縁が深く、ラモス瑠偉などの選手が活躍していたこと、選手としても監督としても活躍したブラジルのレジェンド、ペペがチームを率いたことがあったこと、そして三浦知良のチームでもあったからだ。

 そして3番目は柏レイソル。レイ(王様)、ソル(太陽)というポルトガル語風のチーム名が覚えやすかったこともあるが、なによりブラジル代表のカレッカ、ミューレル、エジルソンがプレーしたことが大きかった。

 一方、アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)の母国スペイン。現在、Jリーグの放送はない(ヨーロッパで視聴可能なのはイギリス、ドイツなど)。イニエスタが来日すると、「DAZN」で神戸の試合が見られた時期もあったが、今季についてはまだ何の発表もない。

 ただし、 スペイン国内で人気の高いイニエスタは、今もスペインメディアで定期的にニュースの対象となっている。

「イニエスタ絶好調。ヴィッセルで100試合目を達成」

 昨年11月、スペイン大手スポーツ紙「アス」はそんな見出しで、横浜FCに敵地で0-2と勝利した試合を伝えている。「イニエスタは前半45分間の出場で、"牛"(神戸牛のことか?)の勝利に貢献するのに十分だった。大迫(勇也)のゴールをアシストしただけでなく、PKも決めた。10月にはリーグの『月間MVP』にも選ばれている。イニエスタは元バルサのチームメイトらとともに、来季はアジアチャンピオンズリーグ優勝を目指して戦う。契約は2024年1月までだ」といった調子だ。

 イニエスタの存在が旗印になって、最近はスペイン人監督、選手がJリーグのクラブへ渡っていることも報道されている。関係者の間では、日本サッカーが近い存在になりつつあるという。今シーズンも水面下では、有力なスペイン人監督や選手との交渉が盛んに行なわれていた。

 まさに、イニエスタがJリーグの顔になっているのだ。
【タイはチャナティップに釘付け】

 そして、中国と並んで最もJリーグの放送の視聴者が多いと言われているのがタイだ。自国リーグの中継はもちろん、プレミアリーグなども人気が高かった同国だが、Jリーグも人気コンテンツのひとつに成長している。

 2017年のチャナティップ・ソングラシン(北海道コンサドーレ札幌、川崎フロンターレ)を皮切りに、ティーラシン・デーンダー(サンフレッチェ広島、清水エスパルス)、ティーラトン・ブンマタン(神戸、横浜F・マリノス)らが次々と日本のクラブに移籍すると、タイ国内でのJリーグの認知度は一気に高まった。

 特に2018年、移籍2年目でリーグ戦8ゴールをあげ、Jリーグベストイレブンにも選ばれた「タイのメッシ」、チャナティップの活躍は、人々の「試合を観たい」という気持ちをかきたてた。身長158cmのチャナティップは、タイのチームにさえ「小さすぎる」と入団を断られたことがあるほど。日本でプレーするにあたっても懐疑的な声は多く、本人はそのたびに傷ついてきたという。そんな評価を打ち破る札幌でのプレーは、胸のすくような気持ちにさせたのだ。

 ちなみにタイでのチャナティップの知名度は、サッカーファン以外の間でも高い。というのも、メイ=ピッチャナート・サーカーゴーンという年上の人気女優との交際で注目されたから。彼女は札幌入団の会見の際にも同席している。ところが、3年の交際を経て結婚寸前というタイミングで、親の反対などもあって破局。一連のドラマ的な展開は国民的関心事だったという。

 有名な女優とスポーツ選手の交際と破局――どこかで聞いたような話だが、そのJリーグ王者、川崎フロンターレへの移籍も、当然ながら大きく報道されている。

引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1644463140/

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