香川真司のメガクラブへのリターンは? 今季のプレーぶりと過去の事例から可能性を探る (SOCCER DIGEST Web) - Yahoo!ニュース

香川真司、今季の活躍次第で再びメガクラブへの移籍も!?可能性のあるクラブは・・・

快進撃を続けるドルトムントの中心選手として、持ち前の攻撃センスを発揮している香川真司。完全復活への道を歩むこの“回復期待株”の未来は……。今季のプレーぶりに触れつつ、メガクラブへのリターンの可能性を探った。

好調のチームメイトたちとの連係が冴えているのはもちろん、見逃せないのはゲームメイクにおける貢献だ。  

トップ下の位置から中盤の底まで下がり、ポゼッションを重視するチームのボール回しを円滑にさせる役割などもこなしつつ、ゴール前でのクオリティを落とさずに、幾度となく違いを作り出しているのだ。  

シーズンはまだ始まったばかりとはいえ、リーグ2連覇に貢献した2010~12シーズンの頃と比較しても、ひと回りもふた回りも成熟した印象を受ける。  

たとえ現在の調子を維持しつづけるのが困難でも、大きなスランプに陥らずに、チームの上位進出に貢献するようなら、約13億6000万円まで下落した推定市場価格が高騰するのは間違いない。  

それが実現した暁には、欧州最高峰に位置しているメガクラブの獲得リストに再浮上する可能性は十分にある。一度、マンチェスター・ユナイテッドで辛酸をなめた香川自身が、ドルトムント復帰時に「家族のようなもの」と語ったクラブとの離別を望んでいないとしても、一流選手獲得のためには金に糸目をつけないメガクラブは、ドルトムントや代理人を口説きにかかるだろう。

香川のようにメガクラブで挫折を味わった後に這い上がり、再び欧州トップクラスのチームに引き抜かれたのが、同じトップ下を本職とするケビン・デ・ブルイネだ。
 
香川が彼と同じようにメガクラブへと出戻ると仮定した場合、そもそも行き先が限られそうだ。ドイツ国内でドルトムントを明らかに上回る戦力や資金力を有するのはバイエルンだけで、国外に目を向けても、レアル・マドリーやFCバルセロナ、マンチェスターの両雄、チェルシー、パリ・サンジェルマンくらい。国内リーグの格を考慮すれば、フランスのパリSGはステップアップの移籍先としては除外すべきだろう。
 
いずれにせよ、そうした超が付くほどのビッグクラブから本気のラブコールを受けるには、リーグ優勝もしくはそれに準ずる好成績を収めたチームの中心選手として、年間を通して活躍した実績が必要となる。
 
好例はやはりデ・ブルイネ。14―15シーズンのブンデスリーガで、10ゴール・20アシスト(リーグトップ) を記録して、ヴォルフスブルクが2位に躍進する原動力となった結果、彼は改めてメガクラブへの扉を開いたのだ。
 
爆発的なスピードや単独ドリブルで局面を開くタイプではなく、味方との連係プレーや秀逸なラストパスなどを持ち味とする香川のプレースタイルを考慮すると、前述した超ビッグクラブの中で戦術的な相性の良さを感じさせるのは3クラブ。バイエルン、バルセロナ、マンチェスター・Cだ。
 
いずれもボールポゼッション重視のスタイル――昨今のバルセロナは高速カウンターを頻繁に使っているとはいえ――で、中盤をしっかり作りながらゲームを支配するポリシーを持っている。
 
そしてメガクラブへの出戻りを検証する本稿で、最後に触れておくべきキーワードがある。ユルゲン・クロップだ。
 
クロップが近い将来、メガクラブの監督に就任し、ドルトムント時代の愛弟子を呼び寄せる――。これは十分にありえるシナリオで、その際に香川に白羽の矢が立っても、なんら不思議はない。

文:遠藤孝輔

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引用元 : 香川真司のメガクラブへのリターンは? 今季のプレーぶりと過去の事例から可能性を探る (SOCCER DIGEST Web) - Yahoo!ニュース

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