1: 2016/06/19(日) 13:06:27.48 ID:CAP_USER9

◆PKの名手のはずが今季は失敗続き


ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)が欧州選手権(EURO)グループステージ第2戦オーストリア戦で決勝点となるはずのPKを外す痛恨のミスを犯した。

レアルで6シーズン連続で公式戦50得点以上決めている稀代のゴールマシーンだが、今季はキャリア最多の失敗数を記録。成功率も61%と自身ワーストの数値を叩き出してしまったことが明らかになった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 23本のシュートを嵐のように浴びせながらも、スコアレスドローで2戦連続の引き分けとなったポルトガル。勝てない戦犯はこの男なのだろうか。

 後半35分、左サイドのクロスにロナウドがペナルティエリア内に飛び込んだ際、相手マーカーのDFマルティン・ヒンテレッガーがファールを犯し、PKの判定が下る。このチャンスでキッカーを務めたロナウドだが、恒例の仁王立ちから放った痛烈なシュートは左ポストに弾かれて、まさかの失敗に終わった。

 ロナウドといえば、PKの名手というイメージがある。今季の欧州チャンピオンズリーグ決勝では延長120分間で全く輝けなかったが、PK戦の最後のPKを成功させるとユニフォームを破ってド派手に大喜びし、主役の座を手にしていた。

 2005年、2008年、2010年シーズンは成功率100%を誇った。11年シーズンには15回成功で失敗は2回と成功率は88.2%。13年シーズンには10回成功で失敗はわずか1度だった。そうしたPKのゴールの多さもあいまって、欧州では“ペナウド”というニックネームをつけられてもいる。


◆ワーストフリーキッカーの不名誉な称号も

 だが、今季は悪夢の数字となっている。レアルとポルトガル代表の合算の成功率でキャリア最低の数字を叩き出している。ポルトガル代表では3月のブルガリア戦で失敗。レアルではセビージャ、マラガ、ソシエダ相手に失敗しており、この日の一撃が今季5度目の失敗となった。 キャリアワーストの数字だ。一方、成功は8回で成功率は61.5%。PKキッカー失格の成功率だ。

 ロナウドはワールドカップと欧州選手権という主要国際大会でのキック精度の無さが酷評されたばかりだった。データ会社「オプタ」はロナウドが34回の直接FKを蹴りながらノーゴールというデータを紹介。枠内に飛んだのはわずかに8本だったという。英地元紙「サン」は「ワーストフリーキッカー」の烙印を押したばかりだった。

 オーストリア戦では圧倒的な攻勢に出たポルトガルだったが、エースによるPK失敗で動揺したのか、得点を奪いきれないままタイムアップ。スコアレスドローに終わった。

 グループFの首位は勝ち点4のハンガリーになった。ポルトガルはアイスランドと勝ち点2で並びながら総得点の差で3位となってしまった。最終節ハンガリー戦に勝てば、決勝トーナメント進出を果たせるが、負ければグループを最下位で終える可能性もある。

 仁王立ちで観衆の視線を独り占めにしながらも、失敗を続けるエースのPKとFKには改善の余地が大いにありそうだ。

 ロナウドのシーズンごとの所属クラブと代表を合計したPK成功率

シーズン 成功 失敗 成功率
15年 8回 5回 61.5%
14年 14回 3回 82.2%
13年 10回 1回 90.9%
12年 7回 1回 87.5%
11年 15回 2回 88.2%
10年 9回 0回 100%
09年 4回 1回 80% 
08年 6回 0回 100%
07年 6回 2回 75%
06年 5回 1回 83.3%
05年 2回 0回 100%

8d1afbae7651aa1557843d6f0cec7b48

Soccer Magazine ZONE web 6月19日 12時10分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160619-00010006-soccermzw-socc 
続きを読む