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 「夢を持って」 本田選手が言葉贈る (2016年06月13日)

サッカー日本代表の本田圭佑選手(30)が11日、南ジャカルタで開いたサッカー教室に、日イの小学生150人が参加した。  

スタートは午前7時半。本田選手は「きょうだけではなく、毎日朝早く起きて、勉強やサッカーをがんばらないといけない。きょうは一緒に楽しんで、自分の力を本田選手に見せてください。いいですか」とあいさつした。  

教室は年齢別に四つのグループに分かれ、約1時間半行われた。本田選手が自ら考案したというパス、ドリブル、シュートなど、四つのメニューを代わる代わる練習した後、休憩を挟んで練習試合をした。本田選手はしゃがみ込んで子どもらと話をしたり、手本を見せたり、アドバイスをしながらコートを歩き回った。練習試合にも参加した。  

西ジャワ州ブカシ県リッポーチカランから参加した小学3年のヘイデルさん(9)は本田選手に会えて「うれしかった」と笑顔。足ではなく手を使ってする練習が印象的だったと話し、「今後も練習に励む」と意気込んだ。  

本田選手は教室を終えると「一番大事なことは夢を持つこと。夢を持っていますか」と子どもたちに問いかけた。  
手を挙げて答える子どもたちに、「その夢をあきらめないでください。毎日信じて、いつか夢をかなえるんだと練習に励んでください。インドネシアのように暑い中でやるのは本当に大変。ここから将来日本代表選手とインドネシア代表選手がたくさん出てくることを期待しています。夢をかなえるべく一生懸命努力してください」と言葉を贈った。  

本田選手は小学6年の時の卒業作文で「セリエAに入団し、10番で活躍します」と書き、自分の夢を実現させたことで知られる。

■「引退は考えていない」  

本田選手はインドネシアの印象を、グラウンド状態の良さやサポートする大人が多いことを挙げ、「(サッカーをする)環境が整っている」と語った。  

3〜7日のキリンカップで試合出場が見送られたけがの状況について「感覚的に悪くない。元気な姿を見せると約束する」。  

移籍や引退説などについては、「ミランとの契約はまだ1年残っている。目標にしている大会もあり、引退は考えていない」と説明。自身の引退についての考え方を「現役やめてもサッカーを続ければサッカー選手」と表現した。  「クラブと契約しないとサッカー選手だと思えないのは、それこそ偏見。50歳でも週に1回草サッカーをやって、観客500人がいれば、それはそれで立派なサッカー選手」と語った。(中島昭浩、写真も)


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