1: 2021/08/11(水) 10:30:41.87 ID:CAP_USER
【この人の生き方】『嫌韓研究1号博士』ノ・ユンホン、日本の本音を診断する

「2002年の韓日ワールドカップ(以下、W杯)は両国の共同開催の趣旨とは真逆に、日本の嫌韓ムードが爆発的に拡散する契機になりました。韓国サッカーは準決勝に進んだのに日本がベスト16で脱落すると、インターネットを中心に集団的な怒りが沸き出たのです。「韓国の工作で日本はW杯の単独開催ができなかった」、「韓国人が審判を買収して勝利を盗み取った」など、根拠のない非難が噴出しました。今回の東京オリンピック(以下、東京五輪)でも当時に劣らず、深刻な嫌韓ムードが沸き出しました。ある一面では、当時よりも組織的で計画的な形で表れたとも言えます」

高麗(コリョ)大学校・グローバル日本研究院のノ・ユンホン研究教授は、「東京五輪が日本の嫌韓ムードを1ランク上の段階に引き上げる契機になりうる」と述べた。嫌韓研究分野の(韓国)国内1号博士である彼女に嫌韓の流れと展望について聞いてみた。ノさんは2019年、自身の研究結果を総合した『嫌韓の系譜』という本を出版して、韓日両国で少なからぬ注目を受けた。

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▲ (韓国)国内で初めて日本の嫌韓現象に関する研究で博士の学位を受けた高麗大学校・グローバル日本研究院のノ・ユンホン研究教授が10日、ソウル都心のベンチで2019年に自身が出版した本、『嫌韓の系譜』を手にポーズを取っている。
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■ 最悪と言われる韓日関係の影響が、今回の東京五輪にもそのまま表れたようだ。

「私たちも感情的な対応が全くなかったとは言えないが、何よりも日本が主催国の品格に相応しくないような様々な手段と手口で韓国を刺激した。公式ホームページ地図の “竹島(日本が主張する独島の名称)” 表記、旭日旗応援の容認、韓国選手団の “李舜臣垂れ幕” と給食センター運営の非難などの挑発が相次いだ。日本のメディアとソーシャルメディアには、韓国と韓国選手団に対する誹謗と嘲弄があふれた。韓国メディアの自国報道にも神経を尖らせて、否定的な内容が出ればそれを嫌韓の素材として逆利用した。このようなムードは、日本の最大ポータルである “Yahoo!JAPAN” のホーム画面だけで容易に確認できた。嫌韓ムードを盛り上げようとする意図が明らかな記事が、連日メイン領域を占領した。 “旭日旗への難癖オンパレード” 、 “五輪メダル競争で敗北した韓国、日本批判しまくるウラ事情” のような、露骨な見出しが相次いだ。“文在寅が元凶” というフレーズを前面にした記事を出し続けるメディアもあった。米国や欧州などはもちろん、普段から否定的な報道が多い中国に対しても、そのような意図的な記事はほとんどなかった。五輪を契機に盛り上がった嫌韓ムードは今後、日本の政治状況と噛み合う可能性が高い。衆議院選挙と与党である自民党の総裁選挙という政治のビッグイベントを目前にしているからである。自分らの政治的目的に活用するため、嫌韓感情を刺激しようとする試みが続くはずだ」

■ 日本に『嫌韓』が本格的に登場したきっかけは何カ。

「1992年3月4日付の毎日新聞記事に、嫌韓という単語が初めて登場した。“歴史問題などをめぐる韓日間の軋轢が絶えず、日本では一部で嫌韓ムードが高まっている” という表現だった。記事の趣旨は、“韓国の日本に対する不信感が消えないのは、韓日関係史に対する日本人の知識が非常に不足しており、学ぼうとしないため” 、“韓国人の怨恨に対する背景を、もう少し具体的に知るべきだ” など、歴史に対する日本の反省を促すものだったが、次第に韓国と韓国人に対する嫌悪、蔑視、優越、恐怖、違和感などを含む言葉へと変質して拡散した。”

ソース:ソウル新聞(韓国語)
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20210811018006&
■ それは約30年前だが、その後どう変化したのか。

「大きく2度の爆発的な嫌韓拡張のきっかけがあった。1度目は2002年の韓日ワールドカップで、当時の韓国に対する否定的な感情が、“マンガ嫌韓流” のような書籍出版ブームなどに繋がった。“韓日併合条約は合法的だった” 、“日本の殖民統治時代、日本人と朝鮮人が平和に共存した” など、公然とした歴史歪曲も本格化した。2度目は2012年、当時の李明博大統領が韓国の大統領として初めて独島に上陸した時だ。これを機に少し静まりかけていた嫌韓が再び台頭した。当時、李元大統領の強硬発言も加わり、日本では “韓国を敵国と見なそう” などのハゲしい主張が躊躇なく噴出した」

▲ 東京都晴海地区にある五輪選手村の韓国代表団の宿所に、太極旗とともに李舜臣将軍の名言を引用した垂れ幕が掛けられている。この垂れ幕は主催側である日本の強力な反発により、設置から4日後の7月17日撤去された。垂れ幕のフレーズについて日本のインターネットでは、嫌韓性の誹謗と攻撃が相次いだ。
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■ ソーシャルメディアなどの拡散により、嫌韓の発散と伝播の形態も大きく変化したと思うが。

「一部のネトウヨを中心に行われていたレベルを脱し、主要メディアのネタとしてに浮上しただけでなく、かなりの部分は政府によって主導されている。今回の五輪での独島表記の挑発や旭日旗応援の容認、“慰安婦妄言” 作曲家の音楽の使用などは政府の影響力が作用した典型的な例として見ることができる。主要なテレビ局も堂々と嫌韓に参加している。“韓国の文在寅大統領は北朝鮮生まれ” という誤報がゴールデンタイムの電波に乗った件は、このような背景の産物でもある。嫌韓勢力の代表的な人物であり、安倍晋三元総理の側近中の側近である作家の百田直樹を例に挙げてみよう。“永遠のゼロ” や “海賊と呼ばれた男” など、彼の小説は全て日本政府の資金を受けて映画化されており、のちに勧奨すべき家族映画などに選定された。このうち日本軍の自爆特攻隊を扱った “永遠のゼロ” は、2015年の日本アカデミー8冠を占めた。百田作品の映画演出を引き受けた山崎貴監督は、東京五輪の開・閉会式の総監督に任命されていた(のちに別の人物に交代)。日本の政治と文化がどういった形で相互に影響を与え合い、彼らのイデオロギーを反映させるのかを表している事例だ」

■ 最近、『鬼滅の刃』という日本の劇場版アニメが(韓国)国内でも上映され、観客200万人以上を動員する大ヒットをした。この作品の危険性に関する指摘が出ているが。

「紙の漫画を原作とするこのアニメは、過去の帝国主義時代に英雄視されたサムライ精神をテーマにしている。例を一つ挙げるなら、登場人物が座った状態で姿勢を崩さずに死を迎える場面があるのだが、これは太平洋戦争当時に戦闘機に乗っていて、米軍に撃墜された日本の連合艦隊司令官である山本五十六が軍刀を手に姿勢を正して座り、武士らしい最後を迎えたという英雄談にちなんでいる。このアニメに帝国主義歴史を美化して称賛する極右イデオロギーが盛り込まれているという事実が、(韓国)国内でも広く知れ渡ることを望んでいる

■ 嫌韓感情が海外に広がる可能性に対する懸念も出ている。

「嫌韓の扇動が日本を越えて、近隣諸国に拡散する可能性はいくらでもある。韓国が国際社会でより積極的に取り組まなければならない理由だ。今回、韓国五輪代表団が別途の給食センターを作ったことをめぐり、日本で嫌韓性の誹謗が相次いだのだが、このようなことが下手をすれば他の国に “韓国が東京五輪のイメージを故意に傷つけようとしている」という、誤った認識を植え付ける恐れがある。 開いた口が塞がらないのは2018年の平昌冬季オリンピックの際、日本選手団だけ韓国が提供する食べ物ではなく、独自の給食センターを運営していたという事実だ」

■ 韓国の過度な反日感情が日本の嫌韓を刺激して、相乗作用を起こしているという主張も一部ある。

「日本の嫌韓と韓国の反日を相対主義の観点で評価すること自体あり得ない。それは被害者と加害者を同等の線上に置いて見ているのと同じだ。過去史に対する謝罪が十分に行われていない状態で、今では村山談話や河野談話などに対する否定まで行われているのが日本の現実だ。長々しい安倍政権の右傾化のトンネルを抜け、日本国民の認識もより一層危険水準に向かっている。一部では韓国ドラマと歌謡など、日本内部の韓流が嫌韓を抑制する力になると期待しているが可能性のない話だ。 “日本の電車内のハングルの案内表記を見れば吐き気がする” のような嫌韓発言で有名な百田尚樹も、韓国ドラマ “愛の不時着” を楽しんで見たと言ってもピンとこない」

■ 嫌韓関連の研究に取り組むようになったきっかけはあるのか。

「大学卒業後に国会議員の補佐として働いていて、日本の独島挑発問題や京都のウトロ村(朝鮮人強制動員被害者の集団居住地)問題などを直接扱うようになった。その時に韓日関係について深い問題意識を持つようになり、過去史と繋がっている現在の日本の嫌韓を構造的な観点で考察したくなった。研究をすればするほど、“単に研究にだけで終わってはいけない” という考えが強まった。嫌韓は日本だけの問題ではない。(韓国)国内でもう少し積極的に扱われるべきだ。国際舞台でこの問題が公論化されるようにするために、さらに多くの努力を傾けなければならない」


196: 2021/08/11(水) 11:10:30.19 ID:1Pi9t4D8
>>1
日韓W杯、WBCマウンド旗立て、キ・ソンヨン旭日旗捏造問題の三大胸糞案件
今回の五輪でも糞ったれなことしやがったし、スポーツ関連だけで朝鮮消滅に値するゴミクズぷり

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