◆セルジオ越後◆ブルガリア戦後に持ち上げられた柏木にしても、今日は何かした?・・・サカダイ採点柏木4.5
330: U-名無しさん@実況・\(^o^)/です 2016/06/08(水) 00:47:32.09 ID:woBXFdub0
セルジオ越後
⇒【セルジオ越後の天国と地獄】敗戦でお祭りムードが消え、「アモーレ祭り」も終息だね(サカダイ)
敗戦でお祭りムードが消えて、「アモーレ」という言葉は、さすがに多用しづらいんじゃない(笑)。
3日に対戦したブルガリアが弱すぎて、今日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、その反動が現われたね。同日の3位決定戦で、デンマークはブルガリアに4-0と完勝していた。いかにブルガリアのレベルが低かったか分かるよ。
ブルガリア戦の評価について、周りは僕のことを辛口と言うけれど、今日の日本の体たらくを見たら、決して辛口じゃないと分かるんじゃないかな。弱いブルガリアに勝利し、世間が「お祭りムード」になっていただけというのが、よく分かったでしょ。
敗戦でそのお祭りムードが消えて、最近よく見かける「アモーレ」という言葉も、さすがに多用しづらいんじゃない(笑)。そろそろ「アモーレ祭り」も終息だね。
気を引き締め直すという意味で、この敗戦は大きな収穫だね。ブルガリア戦の大勝は、日本が強いというより、相手が弱すぎただけ。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の日本が、本当の姿だということだよ。それに、今日の相手も決して強くなかった。
日本はブルガリア戦で2失点し、今日も同じく2ゴールを決められた。相手の質が少し上がっただけで、守備の課題を露呈したんだ。日本の現状では、相手が一定以上のレベルだと、守り切れる気がしないよ。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、今夏のEURO出場を逃した国で、しかもフルメンバーではなかった。いわば2軍だからね。日本はホームの利もありながら負けた。本田や香川がベンチだったという最高の言い訳が残されているけど、ふたりが出場しても守備があれでは、不安ばかりが募るよ。
皮肉なことだけど、ブルガリア戦に出場して、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に出場しなかった選手は評価を上げたね。
ブルガリア戦後に「ポスト遠藤保仁」と持ち上げられた柏木にしても、今日は何かした? ブルガリア戦のようにフリーでプレーできるなら、多くの選手が活躍できたし、「ポスト遠藤」の候補で溢れかえるよ。でも実際は、少しレベルが上がると、目立ったパフォーマンスはできなかった。これが現実だよね。
宇佐美や清武にしても、結局、”途中投入要員”というイメージをぬぐい切れない。
ロシア・ワールドカップを見据えると、主力クラスが軒並み30代となる。若手の成長が急務だけど、期待よりも不安が募る内容だったよ。
日本のゴールは、宇佐美の鋭いドリブルから清武が決めたもので、前半はふたりとも素晴らしかった。ただ、後半に入ると消えていたね。90分を通じての安定感は期待できないし、結局、“途中投入要員”というイメージをぬぐい切れない。
浅野らリオ世代に台頭してほしいという期待は膨らむけど、今日の感じでは難しいかもしれないよ。スピードスターと評される浅野にしても、自分と同程度のスピードで対応されたら何もできない。スピード一本では限界があると分かったんじゃないかな。
特に気になったのは、試合終了間際の場面だ。シュートを打てるのに打たなかったよね。確率の高いほうを選択したのは分かる。だけど、浅野はアピールする立場だ。あの場面で強引にでも打つようなメンタリティでなければ、定位置を奪い取れる気がしないよ。
浅野や小林(祐希)にしても、“新たなアイドル”を作り出したいのは分かる。でもチャンスをもらいながら、結局、周りが認めるパフォーマンスを見せつけられなかった。結果論だけど、現在のJリーグで結果を残している大久保らのプレーを見たかったよね。
ハリル(ハリルホジッチ監督)は、メンバー発表会見時に「大久保が合わない」だとか理屈をこねていたけど、ハリルのスタイルに誰がフィットしているのか。今のところ、誰も見当たらないけどね。
僕の話す内容が変わらないのは、日本代表と協会が同じ過ちを繰り返しているからだよ。
キリンカップの2試合を通じて思ったのは、日本の強化はずっと同じことの繰り返しということ。簡単に言うと、こういうことだ。
程良く弱い相手と対戦して、「日本は強い」という錯覚を抱き、程良く強い相手と対戦して、「世界との差」を実感する。そして、帳尻を合わせるように強豪国と時々対戦し、世界トップレベルを体感したかと思えば、また程良い相手に戻る。
そのループから抜け出せないまま、いつもワールドカップに突入している。ロシア・ワールドカップに行けたとしても、今のまま強化を繰り返せば、ブラジル大会と同じような結果になるんじゃないのかな。
今日の結果を見て、協会の田嶋会長や新体制メンバーが何を考えているか知りたいね。会長は改革を謳っていたから、何か手を打ってくれると思うけど、まさか口だけじゃないよね。上の立場からあれこれ言うのは誰でもできる。役職に恥じない働きを1日でも早く見せてほしいと願うばかりだ。
今回のブルガリア戦後が顕著だったけれど、日本の選手が過大評価される雰囲気に大きな不安を覚えたよ。だって、日本は大して強くないのに、強豪国のように取り上げるからね。僕が長年懸念していることだし、きっと数年前も同じような話をしていると思う。
数年前にサッカーダイジェスト誌で僕が話したコラムを見てもらえれば、「あれ、話している内容が変わらないな」と思うだろうね。だけど、話す内容が変わらないのは、日本代表と協会が同じ過ちを繰り返しているからだよ。
僕だけが心配しても仕方ない。周りからいろいろ言われるのは承知しているけど、警鐘を鳴らすつもりで、これからも厳しく言っていくよ。
⇒【セルジオ越後の天国と地獄】敗戦でお祭りムードが消え、「アモーレ祭り」も終息だね(サカダイ)
敗戦でお祭りムードが消えて、「アモーレ」という言葉は、さすがに多用しづらいんじゃない(笑)。
3日に対戦したブルガリアが弱すぎて、今日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、その反動が現われたね。同日の3位決定戦で、デンマークはブルガリアに4-0と完勝していた。いかにブルガリアのレベルが低かったか分かるよ。
ブルガリア戦の評価について、周りは僕のことを辛口と言うけれど、今日の日本の体たらくを見たら、決して辛口じゃないと分かるんじゃないかな。弱いブルガリアに勝利し、世間が「お祭りムード」になっていただけというのが、よく分かったでしょ。
敗戦でそのお祭りムードが消えて、最近よく見かける「アモーレ」という言葉も、さすがに多用しづらいんじゃない(笑)。そろそろ「アモーレ祭り」も終息だね。
気を引き締め直すという意味で、この敗戦は大きな収穫だね。ブルガリア戦の大勝は、日本が強いというより、相手が弱すぎただけ。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の日本が、本当の姿だということだよ。それに、今日の相手も決して強くなかった。
日本はブルガリア戦で2失点し、今日も同じく2ゴールを決められた。相手の質が少し上がっただけで、守備の課題を露呈したんだ。日本の現状では、相手が一定以上のレベルだと、守り切れる気がしないよ。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、今夏のEURO出場を逃した国で、しかもフルメンバーではなかった。いわば2軍だからね。日本はホームの利もありながら負けた。本田や香川がベンチだったという最高の言い訳が残されているけど、ふたりが出場しても守備があれでは、不安ばかりが募るよ。
皮肉なことだけど、ブルガリア戦に出場して、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に出場しなかった選手は評価を上げたね。
ブルガリア戦後に「ポスト遠藤保仁」と持ち上げられた柏木にしても、今日は何かした? ブルガリア戦のようにフリーでプレーできるなら、多くの選手が活躍できたし、「ポスト遠藤」の候補で溢れかえるよ。でも実際は、少しレベルが上がると、目立ったパフォーマンスはできなかった。これが現実だよね。
宇佐美や清武にしても、結局、”途中投入要員”というイメージをぬぐい切れない。
ロシア・ワールドカップを見据えると、主力クラスが軒並み30代となる。若手の成長が急務だけど、期待よりも不安が募る内容だったよ。
日本のゴールは、宇佐美の鋭いドリブルから清武が決めたもので、前半はふたりとも素晴らしかった。ただ、後半に入ると消えていたね。90分を通じての安定感は期待できないし、結局、“途中投入要員”というイメージをぬぐい切れない。
浅野らリオ世代に台頭してほしいという期待は膨らむけど、今日の感じでは難しいかもしれないよ。スピードスターと評される浅野にしても、自分と同程度のスピードで対応されたら何もできない。スピード一本では限界があると分かったんじゃないかな。
特に気になったのは、試合終了間際の場面だ。シュートを打てるのに打たなかったよね。確率の高いほうを選択したのは分かる。だけど、浅野はアピールする立場だ。あの場面で強引にでも打つようなメンタリティでなければ、定位置を奪い取れる気がしないよ。
浅野や小林(祐希)にしても、“新たなアイドル”を作り出したいのは分かる。でもチャンスをもらいながら、結局、周りが認めるパフォーマンスを見せつけられなかった。結果論だけど、現在のJリーグで結果を残している大久保らのプレーを見たかったよね。
ハリル(ハリルホジッチ監督)は、メンバー発表会見時に「大久保が合わない」だとか理屈をこねていたけど、ハリルのスタイルに誰がフィットしているのか。今のところ、誰も見当たらないけどね。
僕の話す内容が変わらないのは、日本代表と協会が同じ過ちを繰り返しているからだよ。
キリンカップの2試合を通じて思ったのは、日本の強化はずっと同じことの繰り返しということ。簡単に言うと、こういうことだ。
程良く弱い相手と対戦して、「日本は強い」という錯覚を抱き、程良く強い相手と対戦して、「世界との差」を実感する。そして、帳尻を合わせるように強豪国と時々対戦し、世界トップレベルを体感したかと思えば、また程良い相手に戻る。
そのループから抜け出せないまま、いつもワールドカップに突入している。ロシア・ワールドカップに行けたとしても、今のまま強化を繰り返せば、ブラジル大会と同じような結果になるんじゃないのかな。
今日の結果を見て、協会の田嶋会長や新体制メンバーが何を考えているか知りたいね。会長は改革を謳っていたから、何か手を打ってくれると思うけど、まさか口だけじゃないよね。上の立場からあれこれ言うのは誰でもできる。役職に恥じない働きを1日でも早く見せてほしいと願うばかりだ。
今回のブルガリア戦後が顕著だったけれど、日本の選手が過大評価される雰囲気に大きな不安を覚えたよ。だって、日本は大して強くないのに、強豪国のように取り上げるからね。僕が長年懸念していることだし、きっと数年前も同じような話をしていると思う。
数年前にサッカーダイジェスト誌で僕が話したコラムを見てもらえれば、「あれ、話している内容が変わらないな」と思うだろうね。だけど、話す内容が変わらないのは、日本代表と協会が同じ過ちを繰り返しているからだよ。
僕だけが心配しても仕方ない。周りからいろいろ言われるのは承知しているけど、警鐘を鳴らすつもりで、これからも厳しく言っていくよ。
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