1: Egg  2016/06/05(日) 20:29:13.19 ID:CAP_USER9
ライバルの韓国は中立地オーストリアで行なわれた親善試合で、5点差のスコアで敗れている。
相手はまもなく開幕するユーロ2016で前人未踏の3連覇を狙うスペイン。強豪中の強豪にボコボコにされたわけだ。

スペインはほぼ勝てる見込みのない相手だ。試合前から大敗を覚悟しなければならない強豪と欧州で戦い、予想通り1-6で敗れた。
韓国代表は醜態をさらけ出したわけだが、計算通りの大敗であることに、心憎さを感じる。日本より上手。残念ながら、賢いと言わざるを得ない。

2002年日韓共催W杯で韓国代表監督を務めたフース・ヒディンクは、その強化方法についてこう述べた。

「1年半の任期の前半は、敗戦をテーマに戦った。韓国サッカー協会の幹部は、勝ちやすい相手と試合することを望んだが、
私はそれに抵抗し、勝ち目の薄い強豪との対戦を積極的に組んだ。まずダメ出しをして、自分たちが強くないことを自覚させたのです」

話を聞いたのは、強豪との対戦の最中だ。結果がまったく出ていない時だった。
韓国メディアからは「ヒディンク辞めろ!」の声が湧き起こっていた。だが、彼は泰然自若としていた。

「チームはここから上昇に転じるから、見ていてください」との言葉通り、
ラスト半年あたりから急上昇。本番では就任当初と見違えるチームに変身していた。

そんな成功体験がある国とない国の差を、1-6と7-2の関係に見るような気がする。
日本に求められているのは、簡単には勝ちにくい設定の中での試合だ。楽勝は進歩どころか退化を招く。

その楽勝劇も、ラッキーが大きく関与していた。真横からの映像を見ていないのでなんとも言えないが、
岡崎慎司の先制ヘッドは、オフサイドを取られていても不思議のない、まさにホームタウンディシジョンだった。

あれがノーゴールだったら、そして前半22分、
ブルガリアFWディミタル・ランゲロフのヘディングシュートが川島永嗣の好セーブに阻まれなかったら、試合はもっと接近したスコアになっていただろう。

2016.06.04
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2016/06/04/post_1136/index.php

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