1: 2016/06/05(日) 10:59:16.89 ID:CAP_USER9

■伊メディアレポート イタリア首相時代の10年前も抗議を受けたが、謝罪せず


 ACミランの名物会長であり、暴言王としても知られるイタリア元首相のシルビオ・ベルルスコーニ氏が身売り交渉の取り引き相手である中国に衝撃的な暴言を吐いたことが物議を呼んでいる。地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などのイタリアメディアが報じている。

 元イタリア首相という政治家としての顔も持つベルルスコーニ会長はミランの親会社「フィニンベスト社」の株式70パーセントを売却する交渉を中国人企業グループと進めている。企業グループには中国政府も関わっているとされるが、ローマ近郊オスティアでの政治集会でのスピーチを終えた後に国家間の大問題に発展しかねない発言をしたという。

「中国の共産主義者は、かつて彼らの赤ん坊を食べていた。本当だ!これは本当のことなんだ! 彼らは大家族で赤ん坊にミルクを与えるのに十分でないときに、ほかの赤ん坊を食べ物として分け与えたんだ。そんな彼らに私がミランを明け渡すと思うのかい?」


■暴言王「そんな彼らにミランを明け渡すと思うか!」

 記事ではあくまでも“ジョーク”であるとされているが、ベルルスコーニ会長は首相時代の2006年3月にも「毛沢東時代の中国で、共産党は赤ん坊を煮て肥料にした」と発言。中国から公式に抗議を受けたものの謝罪を拒否している。10年後の今年になっても、同じ意味の発言を繰り返したことになる。

 ベルルスコーニ氏は、世界でも有数の“暴言王”として知られる。バラク・オバマ氏がアメリカ合衆国大統領になった際には「オバマは若く、ハンサムで、そして日焼けまでしている」と語り、世界中から批判を浴びた。また、女性に対する犯罪が多いことへの対策を議会で追及された際には「イタリアには可愛らしい女の子がたくさんいるから、レイプをなくすことは無理だ」と答弁した。国内で地震が起きた際、被災者が暮らすキャンプを視察した際には「キャンピングホリデー」と発言して大きな波紋を呼んだ。他にも、珍問答や問題発言は枚挙にいとまがない。

 同サイトによると、「株式売却交渉が順調に進んでいない苛立ちがあるのではないか」と分析している。買収30周年記念を迎えたミランは2015年度に100億円以上の赤字を計上するなど、経営状況は火の車だが、ベルルスコーニ会長は私財を投じ、ミランを世界のトップクラブに押し上げた。交渉相手の中国に対する懲りない放言で、ミランの行方は再び五里霧中となりそうだ。

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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160604-00010012-soccermzw-socc
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